『スマッシング・マシーン』ベニー・サフディ監督来日!日本最速試写会に登場!
- Fan's Voice Staff
第82回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞したA24製作映画『スマッシング・マシーン』のベニー・サフディ監督が来日し、3月31日(火)に都内で開催された日本最速試写会に登壇しました。

1997年の総合格闘技デビュー以降、無敗のまま頂点へと駆け上がったマーク・ケアー(ドウェイン・ジョンソン)。UFCでの連覇を経て、日本のPRIDEでも快進撃を見せると“霊長類ヒト科最強の男”の異名で恐れられる存在となる。しかし勝利を重ねるほどに、その重圧は彼の心を静かに浸食。同棲する恋人ドーン(エミリー・ブラント)との関係も次第に悪化していき、鎮痛剤への依存を深めていく。やがて初めての敗北を喫した“最強の男”は、ついに自らの弱さに向き合い、人生の再起をかけもう一度リングに挑むことを決意する──。
上映に先立ち満席の会場に登場したサフディ監督は「この作品を日本へ届けられるのはとても意義深いことです。半分以上が日本が舞台になっているし、舞台となった90年代後半から00年代初頭の日本を誠実に描こうと思っていました。僕のキャリアの中で一番楽しく製作できた作品です」と、舞台となった日本への愛を明かしながら笑顔で挨拶。
ドウェイン・ジョンソン自らが企画し、プロデュースと主演を務めた本作のプロジェクト始動について「基になったドキュメンタリーを観て、マーク・ケアーという男にすぐに興味が湧きました。とても強いけれど、それとは裏腹に物腰がとても柔らかくて、内に優しさを秘めている」とケアーの魅力を力説。そんなケアーをジョンソンが演じるということについて「ドウェインを知るにつけ、最高で最強の芝居を観せてくれると思った。彼だったら、ケアーの誠実さ、ユーモア、人としての美しさを再現できる」と確信したといいます。

一方、本作の製作は一時暗礁に乗り上げたこともあったとか。その危機を救ってくれたのが、ケアーのパートナーであるドーン役を演じたエミリー・ブラントだったそうで、「『オッペンハイマー』で共演していたときに、ドウェインと仲良かったよね?彼のために特別な作品を作りたいと思っている」と、ブラントからジョンソンに話を繋いでもらったと明かしました。
そんな『オッペンハイマー』を監督したクリストファー・ノーランは、本作でのジョンソンの演技を絶賛しており、トークイベントでそのことについて触れられると、サフディ監督は「(ドウェインは)抑えた演技でありながら、視線一つで1000の言葉を語るぐらい雄弁な演技を魅せています。自分も俳優としてこんな演技をしたいと思うほどです。今回は、現場で起きていることをリアルに、生々しく捉えることを意識していたので、彼ともそこは話しあいながら撮影に臨みました」と語り、ジョンソンの新境地と言える熱演を絶賛。
「期待通りの刺激的な映画になっていると思います」と作品への手応えも明かしつつ、「(ジョンソンが演じるケアーを通して)この人として生きるのはどんな感じなのか、それを、まるで自分が生きているかのような感覚で味わえるはずです。笑いも喜びも、そして悲しみも、自分の記憶として受け取れる作品になっていますし、それを意識して撮影しました」と言い、マーク・ケアーと同時期に格闘家“ザ・ロック”として活躍していたジョンソンが自ら本作の製作を手掛け、そして主演を務めたことの大きな意味を語りました。

2024年7月に日本各地で撮影を行っていた本作。日本での撮影について聞かれると、「リングの作り込みからロッカールームに置かれたポカリに至るまで、丹念に、誠心誠意を込めて作り込みました。当時はタングステンの電球を使っていたという情報をもとにその電球を実際に使ったりして。僕自身も格闘技ファンなので、正真正銘のPRIDEを再現したつもりです」と、格闘技愛を持って撮影に挑んでいたそう。ケアーを支えるトレーナー役として出演した当時のPRIDEを実際に知るバス・ルッテンは「『当時にタイムトラベルしたようだ』と言ってくれた」と笑顔を見せました。
PRIDE主催者の榊原信行役を演じた大沢たかおについては、「即座に榊原さんの雰囲気を纏っている方だと感じました。どっしりしていて落ち着いていますし、日本の人たちからもリスペクトを集めている方に演じて欲しいと思っていたので、まさにぴったりでした」とコメント。

イベント終盤では、監督自らの希望で急遽来場者全員へサインする展開に。歓声が湧き起こる場内を周り、一人ひとりに丁寧にサインする様子には監督自身の人柄が現れていて、来場者からも大きな拍手が沸き起こる盛り上がりを見せました。
最後には「映画をぜひ楽しんでほしいし、浸って欲しいと思っています。人生の小さな瞬間が大きな意味を成すこともあると気付ける映画になっています」と興奮冷めやらぬ観客に向けてメッセージを投げかけ、会場を後にしました。

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『スマッシング・マシーン』(原題:The Smashing Machine)
監督・脚本:ベニー・サフディ
出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク、大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰 ほか
2025年/アメリカ/上映時間:123分/字幕翻訳:佐藤恵子/G
日本公開:2026年5月15日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
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