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2026.02.27 11:00

『ハムネット』作曲家マックス・リヒターが語る特別映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第50回トロント国際映画祭にて観客賞を受賞し、第98回アカデミー賞では作品賞など8部門にノミネートされている『ハムネット』の作曲家マックス・リヒターと監督のクロエ・ジャオが作品への没入体験を生み出す音楽の秘密と想いを語る特別映像が解禁されました。

16世紀イングランドの小さな村。森を愛し、薬草の知識を持ち、不思議な力を宿したアグネス・シェイクスピアと、劇作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そして3人の子どもたち。夫がロンドンで働くため、父親不在のなかで子どもたちを守り奮闘するアグネスだったが、あるとき一家に大きな不幸が降りかかる──。

音楽を手掛けたのは、現代クラシックの最前線を切り拓くピアニストであり、長編映画では『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』や『アド・アストラ』などでも知られる作曲家のマックス・リヒター。

シェイクスピアが生きたルネサンス時代は、それまでの中世的な“神中心”の世界観から、人間の理性や個人の感情、自然や身体といった〈人間そのもの〉へと価値の軸足が移る大きな転換点。リヒターが「中心になるのはルネサンス期のDNAだ」と明かすように、彼はシェイクスピアが生きた時代の精神や空気感を音楽に落とし込むべく、楽器編成や和声構造においてエリザベス朝音楽の声部進行や対位法を取り入れ、「大地の魔法や民間伝承、魔女を想起させる音色」を志向したといいます。

マックス・リヒター

一方、リヒターの音楽に強い信頼を寄せるジャオ監督は、“宇宙は振動でできている”というリヒターの考えに触れ、「この映画の音楽と振動を同期させることができれば、観客は自分が宇宙の一部だと気づくはず。物語の語り手として、一瞬でもそれが実現できたら最高」とコメント。リヒターもまた「オーケストラ用楽譜の大部分に、抽象的かつ色彩豊かな声楽素材を用いている。感情に訴えかけるためにね」と言い、そのことによって「彼らがグローブ座(「ハムレット」公演会場)に足を踏み入れる圧巻のシーンでは、合唱団のような音楽が流れる」と説明、「まさに奇跡の連続のような映画だよ」と感激を口にしています。

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『ハムネット』(原題:Hamnet)

監督:クロエ・ジャオ
脚本:マギー・オファーレル、クロエ・ジャオ  
製作:スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデス 
出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、ジョー・アルウィン、エミリー・ワトソン
2025年/イギリス/ビスタサイズ/126分/カラー/英語/5.1ch

日本公開:2026年 4月10日(金)公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
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