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2025.09.28 8:00

『さよならはスローボールで』本編冒頭シーン&キャラクターカードが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第77回カンヌ国際映画祭監督週間で上映された『さよならはスローボールで』の本編冒頭映像とキャラクターカード6点が解禁されました。

地元で長く愛されてきた野球場〈ソルジャーズ・フィールド〉は、中学校建設のためもうすぐ取り壊される。毎週末のように過ごしてきたこの球場に別れを告げるべく集まった草野球チームの面々は、言葉にできない様々な思いを抱えながら、“最後の試合”を始める──。

到着した本編冒頭シーンでは、「ニュースの時間です」と風格たっぷりの声で地域の交通やイベント情報を届けるローカルラジオが流れ、ソルジャーズ・フィールドが近々取り壊され、住民の要望に応えて中学校が建設されるというニュースが告げられます。やがてその声に誘われるように、ビールや花火、ラジカセを抱えた草野球チームの面々が続々と集まり出します。

このラジオの声の持ち主は、なんとドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン。この意外すぎる人選は、ワイズマン監督の熱烈なファンだというカーソン・ランド監督たっての希望で実現。当初は、誰よりも草野球を愛し試合を見届けようとする審判の役をオファーしたところ、スケジュールが合わず、代わりに声での出演を快諾されたそう。

ランド監督は「ワイズマンがどんな人物かを知っている人にとって、彼の声が映画の冒頭で流れることは、これから始まるのは“地域性”を見つめる映像なのだという宣言にもなりえます。つまり、これはある一人のキャラクターによって動かされる物語ではなく、よその人には分からない独自の規範を持つ集団についての“人類学的研究”であるということです」と語っています。

あわせて、草野球チームのメンバーを野球カード風に切り取ったキャラクターカードが完成。監督がキャスティングで「個性的で、“実際にいそう”な顔」の俳優を集めたという、愛すべきおじさんたちのキメ顔に注目です。

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『さよならはスローボールで』(原題:Eephus)

監督・脚本・編集:カーソン・ランド
制作:オムネス・フィルムズ
出演:キース・ウィリアム・リチャーズ、ビル・“スペースマン”・リー、クリフ・ブレイク、 フレデリック・ワイズマン(声の出演)
2024年/アメリカ・フランス/英語/98分/シネスコ/カラー/5.1ch/日本語字幕:田渕貴美子/G

日本公開:2025年10月17日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給:トランスフォーマー
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