『年少日記』監督が語る特別映像と日本版アザービジュアル6種が解禁!
- Fan's Voice Staff
第60回金馬奨で観客賞と新人監督賞を受賞した香港映画『年少日記』のニック・チェク監督が語る特別映像と日本版アザービジュアル6種が解禁されました。
“痛み”と“後悔”を背負った高校教師のチェンが、少年時代の日記をきっかけに記憶を辿っていく、追憶の物語。
脚本家として活躍し、本作で監督デビューを果たしたニック・チェク。自身の経験を元にオリジナルストーリーを書き上げたといい、到着した映像の冒頭では、撮影現場で涙を浮かべる監督の姿が映し出され、「子どもや若者を思いやってほしい、というメッセージを込めた」と説明。

ニック・チェク監督
さらに、プロデューサーのデレク・イーは、本作で提示する家庭や学校教育の問題は世界で共通していることを指摘する一方、何かを批判したいわけではなく、「ある事柄を映画で描くことにより、社会・家庭・子を持つ人に違う考え方や見方を提示している」と付け加えています。
アザービジュアルでは、子どもならではの“不安”と大人になってからの“痛み”が写し出されており、将来を不安に思う様子や、幼少期に父親からの厳しいしつけに耐えながら先生にだけでも悲しみに気付いてほしいと願う様子、自分が消えてしまってもすぐに忘れられてしまうだろうと涙を流す姿や、大人になり、遠くを見つめながら思い悩み、どこか人生に諦めを感じされる姿などが切り取られています。
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『年少日記』(英題:Time Still Turns the Pages)
高校教師のチェンが勤める学校で自殺をほのめかす遺書が見つかる。私はどうでもいい存在だ──幼少期の日記に綴られた言葉と同じだった。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の辛い記憶をよみがえらせていく。それは、弁護士で厳格な父のもとで育った兄弟の記憶だ。勉強もピアノも何ひとつできない兄と優秀な弟。親の期待に応える弟とは違い、出来の悪い兄は家ではいつも叱られていた。しつけという体罰を受ける兄は、家族から疎外感を感じ──。
監督:ニック・チェク
キャスト:ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン
2023年/香港/広東語/95分/ユニビジウム/5.1ch/字幕翻訳:小木曽三希子/PG12
日本公開:2025年6月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:クロックワークス
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