カンヌ映画祭グランプリ『私たちが光と想うすべて』日本版本予告＆新場面写真10点が解禁！

第77回カンヌ国際映画祭でインド映画史上初となるグランプリを受賞した新鋭パヤル・カパーリヤー監督による映画『私たちが光と想うすべて』の日本版本予告と新場面写真10点が解禁されました。

インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。二人はルームメイトとして一緒に暮らすも、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離が。親が決めた相手と結婚したプラバは、ドイツで仕事を見つけた夫からもうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、親に知られたら大反対されることはわかっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァディが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることに。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァディを村まで見送る旅に出る。神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇し──。

予告編の冒頭では、本作がカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した際の審査員も務めた映画監督の是枝裕和から寄せられたコメントも。「カンヌ映画祭で出会い、本当は自分だけの宝物にしておきたいけど、こっそりお勧めします。傑作です」

到着した場面写真では、どこか遠くを見つめるような眼差しで病院の受付に座るアヌをはじめ、それぞれが大切にする愛おしい人たちとの時間や、勤務先の病院で同僚と映像を見るプラバなど、二人が生きる日常を優しい視点で切り取ったものとなっています。

プラバ役を演じるのは、『Biriyaani』（原題）でケーララ州映画賞主演女優賞を受賞し、2024年度東京フィルメックスでも上映され話題を呼んだ『女の子は女の子』にも出演したカニ・クスルティ。アヌ役には『Ariyippu』（原題）でロカルノ国際映画祭国際コンペティション部門主演女優賞にノミネートされたディヴィヤ・プラバ。パルヴァディ役には、日本でもスマッシュヒットを記録したインド映画『花嫁はどこへ？』のベテラン俳優チャヤ・カダム。

ムンバイ生まれの新鋭カパーリヤー監督は、初の長編ドキュメンタリー映画『何も知らない夜』がカンヌのルイユドール（ドキュメンタリー賞）、2023年山形国際ドキュメンタリー映画祭ロバート＆フランシス・フラハティ賞（大賞）を受賞。今作では、光に満ちたやさしく淡い映像美、洗練されたサウンド、そして夢のように詩的で幻想的な世界観を紡ぎ出し、「ウォン・カーウァイを彷彿とさせる」と評判を呼びました。

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