『美しい夏』8月1日公開決定!日本版ティザー予告&ビジュアルが解禁!
- Fan's Voice Staff
20世紀イタリア文学の巨匠チェーザレ・パヴェーゼ原作の『美しい夏』が8月1日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版ティザー予告編とティザービジュアルが解禁されました。
1938年、田舎からトリノに出て、お針子として洋裁店で働く16歳の少女ジーニアは、3つ年上の美しく自由なアメーリアと出会う。画家のモデルとして生計を立てる彼女によって芸術家たちが集う新たな世界への扉を開かれ、ジーニアは大人の階段を上り始める。思春期真っただ中のジーニアと、既に自立した女性としてたくましく生きるアメーリアの二人が、互いの姿に自分の未来/過去を映しながら、徐々に惹かれ合っていく──。
原作は、チェーザレ・パヴェーゼが1940年に執筆し、イタリア文学界の最高峰のストレーガ賞を受賞した代表作。繊細な映像美と情緒的な語り口で知られるイタリアのラウラ・ルケッティ監督が、自身が若い頃に出会って以来、心に残り続けて来た傑作小説を、物語のベースはそのままに、現代の観客がより近しさを覚える感覚・感性を各登場人物に吹き込んで翻案し、青春の輝きと残酷さを映し出しました。
ジーニア役を等身大に演じたのは、アリーチェ・ロルヴァケル監督『墓泥棒と失われた女神』(24年)でジョシュ・オコナー演じる主人公アーサーの恋人役を演じたイーレ・ヴィアネッロ。早くもカンヌの常連監督となったロルヴァケルの監督デビュー作『天空のからだ』(11年)で主演を務めて以降、彼女の作品の主要な役に起用される若き実力派です。
圧倒的な美とカリスマを放つアメーリア役を演じたのは、注目の新星ディーヴァ・カッセル。かのモニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルを親に持つ彼女は、2022年までドルチェ&ガッバーナの香水のキャンペーンモデル、2024年からはディオールのアンバサダーを務めるなど、早くからファッション業界で注目を集め、本作で本格演技に初挑戦した。2025年3月から配信が始まったNetflixシリーズ『山猫』(共同監督:ラウラ・ルケッティ)では、ルキノ・ヴィスコンティの名作映画でクラウディア・カルディナーレが演じた役を再演し、一躍話題となりました。
第77回ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門に選出、日本では「イタリア映画祭2024」にて上映されました。
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『美しい夏』(原題:La bella estate)
監督・脚本:ラウラ・ルケッティ
出演:イーレ・ヴィアネッロ、ディーヴァ・カッセル
原作:「美しい夏」チェーザレ・パヴェーゼ作 河島英昭訳(岩波書店)
2023/イタリア/イタリア語・フランス語/111分/カラー/2.39:1/5.1/英題:The Beautiful Summer/字幕:増子操/字幕監修:関口英子
日本公開:2025年8月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
提供:日本イタリア映画社
配給:ミモザフィルムズ
後援:イタリア大使館
特別協力:イタリア文化会館
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