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2025.04.29 14:00

早川千絵監督『ルノワール』新場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミアされる早川千絵監督最新作『ルノワール』の新場面写真8点が解禁されました。

1980年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。

マイペースで想像力豊かなフキは、事情を抱えた大人たちと触れあう中で、その小さな体に宿る“うれしい・楽しい”という感情をむくむくと膨らませていく一方、時折、子ども特有の残酷な一面や鋭い視線を見せることも。到着した場面写真では、はじける笑顔が目を引くフキをはじめ、母親が漕ぐ自転車の後ろで揺られる様子や、病室で父親と手を繋いで過ごす姿、クラスメイトと授業を受けているかと思えば、明かりが灯る夜の街で虚ろな視点を向ける姿など、さまざまな表情が捉えられています。

さらに、フキが出会う久理子(河合優実)、御前崎(中島歩)、薫(坂東龍汰)の写真もあわせて解禁されました。

前作『PLAN 75』では、高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の国民に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描いた早川千絵監督。今作では、少女が積み重ねていく感情のひだを細やかに描写すると共に、大人たちの人生のままならなさや、人間関係の哀感を温かなまなざしとユーモアを持って描き出しました。

主人公・フキを演じるのは、多数の候補者の中からオーディションで主演に大抜擢された鈴木唯。

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『ルノワール』(英題:Renoir)

1980 年代後半のある夏。11 歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、複雑な感情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく──。

出演:鈴木唯、石田ひかり、中島歩、河合優実、坂東龍汰、リリー・フランキー、Hana Hope、高梨琴乃、西原亜希、谷川昭一朗、宮下今日子、中村恩恵 
プロデューサー:水野詠子、Jason Gray、小西啓介、Christophe Bruncher、Fran Borgia
製作:ハピネットファントム・スタジオ、ローデッド・フィルムズ、鈍牛俱楽部、KINOFACTION、テンカラット
Ici et Là Productions/Akanga Film Asia/Nathan Studios/Daluyong Studios/ARTE France Cinema/KawanKawan Media/Panoranime
企画・制作:ローデッド・フィルムズ
制作協力プロダクション:キリシマ1945 

日本公開:2025年6月20日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(国際共同製作映画)
公式サイト
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