『ノスフェラトゥ』日本版予告編＆ポスターが解禁！

Fan's Voice Staff

第97回アカデミー賞で4部門にノミネートされたロバート・エガース監督最新作『ノスフェラトゥ』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

仕事のため自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵（ビル・スカルスガルド）へ会いに行った、不動産業者のトーマス・ハッター（ニコラス・ホルト）。彼の不在中、新妻エレン（リリー＝ローズ・デップ）は夫の友人宅で過ごすと、ある時から、夜になると夢の中に現れる得体の知れない〈彼〉の幻覚と恐怖感に悩まされるように。時を同じくして、夫トーマス、そしてエレンが滞在する街に様々な災いが起こり始め──。

到着した予告編には、毎晩夢に現れる正体不明の〈彼〉の幻覚に襲われるエレンの悲鳴から始まり、トーマスや医師のフォン・フランツ（ウィレム・デフォー）らが彼女を救おうと闇に立ち向かう姿が収められています。やがて死を感じるほどの恐怖を募らせたエレンは、彼女自身では制御できない力に取り憑かれていき──。

『ウィッチ』『ライトハウス』『ノースマン導かれし復讐者』などで知られるロバート・エガース監督が、幼少期に夢中になった1922年に作られたF・W・ムルナウ監督のサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』に独自の視点を入れて創り上げた渾身の新作。「ノスフェラトゥ」とは吸血鬼の総称として使われており、ムルナウ監督の映画を初めて観た時から、その存在の虜になったというエガース監督は、高校時代に映画の舞台化脚本を友人と共同で執筆し上演。このことがきっかけで映画監督に、そしていつか自身の手で映画化したいと憧れるようになったとのこと。

ハリウッド監督デビュー後、何度も映画化を試みたが叶わず、今回ついに3度目となるチャレンジで辿り着いた悲願の映画化。撮影に必要な演出のためにキャンドルの明かりが必要となれば適したカメラレンズを使用、スタジオには当時の建物を研究した約60ものセットを組み、本物のねずみ約2000匹を使って撮影するなど、監督が本作に掛ける執念に近い思いが、リアルな質感として恐怖と共に襲ってきます。

『ノスフェラトゥ』はエガース監督の歴代公開作史上最大のヒットを記録し、第97回アカデミー賞では撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ＆ヘアスタイリング賞の4部門にノミネートされました。

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