News

2024.06.06 11:00

『助産師たちの夜が明ける』8月16日公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第73回ベルリン国際映画祭審査員特別賞を受賞した『Midwives』(英題)が、邦題を『助産師たちの夜が明ける』が8月16日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

5年間の研修を終え、念願の助産師として働き始めたルイーズとソフィア。二人には、その期待に反するように緊張感が大きくのしかかります。貧困、移民、死産…様々な事情を抱えて産科病棟を訪れる人々。オーバーワークとストレスに押しつぶされそうになりながらも、新しい命に出会う日々の喜びが助産師たちの結束を強めていきます──。

若い助産師たちが出産に立ち合い、突きつけられる現実に驚きながらも成長していく様を、ドキュメンタリーのようなリアルなタッチで描いたのは、デビュー作『愛について、ある土曜日の面会室』(09年)がベネチア国際映画祭に選出されたレア・フェネール監督。脚本執筆にあたっては、俳優と助産師が共に参加するワークショップを行い、俳優たちが助産師の話をもとに即興でシーンを作っていくという手法をとったそう。これを基に、『みんなのヴァカンス』(ギョーム・ブラック監督/20年)、『よりよき人生』(セドリック・カーン監督/11年)や自身のデビュー作『愛について、ある土曜日の面会室』などでも脚本を手掛けたカトリーヌ・パイエと共に脚本を完成させました。

撮影には6つの病院が使われ、助産師たちが俳優に技術的指導や医療手順の説明、脇役まで務めるなど全面的に協力。出産シーンの映像は、実際にこれから出産する産婦と家族の許可を得て、「絶対に出産を妨げない」と助産師にも了解を得た上で撮影されました。

物語にリアリティーを与えるべく、出演する多くの俳優たちは、映画への出演経験の少ないフランス国立演劇アカデミーの学生たちを抜擢したほか、『危険な関係』のNetflix版にも出演したエロイーズ・ジャンジョー(ルイーズ役)を筆頭に、ベテラン助産師役のベネを演じたミリアム・アケディウら、フランスの若手実力派たちが作品にリアリティを与えています。

==

『助産師たちの夜が明ける』(原題:Sages-femmes)

監督:レア・フェネール
脚本:カトリーヌ・パイエ、レア・フェネール
出演:エロイーズ・ジャンジョー、ミリエム・アケディウ
2023年/フランス/100分/カラー/字幕:松岡葉子/英題:Midwives/映画祭上映タイトル:助産師たち

日本公開:2024年8月16日(金)〜ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:パンドラ
公式サイト