クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』IMAX上映決定！

Fan's Voice Staff

クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が全国のIMAX劇場50館で3月29日（金）より同時公開されることが決定しました。

第96回アカデミー賞撮影賞にもノミネートされている撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマとノーラン監督は、『インターステラー』以降すべての長編作品で組んでいる仲。二人は今作で、IMAX65ミリと65ミリラージフォーマットフィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。さらに、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影を敢行しました。

ノーラン監督は、J・ロバート・オッペンハイマーの視点から語られるシーンを、映画の脚本としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現。第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていたルイス・ストローズ（ロバート・ダウニー・Jr.）を中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けがなされています。

ノーラン監督は、「私とホイテが採用した撮影スタイルは、非常にシンプルだが、力強いものだ。映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」と語っています。

なお、2月16日（金）より今作のムビチケが発売開始されます（1,600円／税込）。

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『オッペンハイマー』（原題：Oppenheimer）

第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ・ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り──激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった。

監督・脚本・製作：クリストファー・ノーラン
製作：エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン
出演：キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー
原作：カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン「オッペンハイマー」（2006年ピュリッツァー賞受賞／ハヤカワ文庫）
2023年／アメリカ／R15