『同感〜時が交差する初恋〜』ナ・イヌの日本独占インタビューが到着！

Fan's Voice Staff

韓国エンタメ界をけん引する若手演技派ヨ・ジング＆注目の次世代俳優チョ・イヒョンがW主演を務めるラブストーリー『同感〜時が交差する初恋〜』に出演するライジングスター、ナ・イヌの日本独占インタビューが到着しました。

1999年に生きる男子大学生ヨン（ヨ・ジング）と、2022年に同じ大学に通う女子大生ムニ（チョ・イヒョン）。1台の古い無線機を通して偶然交信したことから、異なる時代を生きる二人の奇妙な交流が始まります。時を超えた出会いは果たしてどのような結末を迎えるのか──？

原作は、韓国ラブストーリー映画の金字塔『リメンバー・ミー』。今や韓国を代表する俳優となっているキム・ハヌルとユ・ジテが主演を務め、二人は第21回青龍映画賞で主演女優賞を主演男優賞をそれぞれ受賞。日本でも2001年に吹石一恵、斎藤工W主演で『時の香り～リメンバー・ミー～』のタイトルで映画化されるなど、国を越えて愛される物語です。今作ではキャラクターの時代設定を入れ替え、『告白』の新進気鋭の女性監督ソ・ウニョンが脚本・監督を務めました。

ムニの幼馴染ヨンジ役を好演したのは、現在日本でも配信中の人気ドラマ『私の夫と結婚して』でパク・ミニョン演じるジウォンの直属の上司ジヒョク部長を演じ、世界的に人気急上昇中のナ・イヌ。公開に先立ち、日本独占インタビューに応じてくれました。

──本作への出演オファーを受けて、いかがでしたか？初めて台本を読んだ時の感想もお聞かせください。
青春を生きる若者の初々しさを表すことができるキャンパスものにタイムスリップというジャンルが加わった作品なので、興味がわきました。台本を読み始めた時は、自分が経験したことのない1990年代の大学生とその背景、そして無線機を通してお互いを知る主人公たちの感情を感じることが出来て、とても温かく神秘的な感じがしました。

──演じられた「ヨンジ」というキャラクターの紹介をお願いします。また、ナ・イヌさんご自身との共通点はありましたか？
僕が演じたヨンジは、素直で純粋な心を持つ人物です。主人公のキム・ムニの親友であり彼女をいつも近くで支える精神的支柱のような存在です。繊細さとあざとさを兼ね備えた“テッパンの男友達像”とでも言いますでしょうか。そして、共通点ですが、身近な人たちや気を許した人の前では茶目っ気が多い点が似ていると思います。

──2000年に公開された原作映画『リメンバー・ミー』についてどんな印象を受けましたか？
タイムスリップをするという設定は原作も本作も同じではありますが、リメイク作品である本作『同感〜時が交差する初恋〜』では過去として描かれた1999年が、原作の『リメンバー・ミー』では現在の視点で描かれているじゃないですか。不思議な気持ちもするし、新しいなとも思います。その時代にしかないロマンが一つ残らずそのまま伝わってくる感じがしました。

──チョ・イヒョンさんと初共演ですが、撮影はいかがでしたか？現場での何かエピソードがありましたら教えてください。
友達でありながらも好意を持っているのかな？という微妙なラインの関係を表現しなくてはいけなかったのですが、思わず笑ってしまうことが初めの頃は多かったです。撮影が進むにつれて、役にのめり込んでいきお互いに意見を出し合ったりアドバイスをしたりしてスムーズに演技ができていったと思います。

──ソ・ウニョン監督と初タッグだったと思いますが、いかがでしたでしょうか？現場でどのようなアドバイスをもらいましたか？
1999年のキャンパスの雰囲気が出るような場所を監督がもの凄く努力して探してくださいました。その時代を生きてきた人々にとって馴染みある記憶を取り戻して共感してもらえるように、ディティールをとても重視していました。そんな監督が作り出す風景と共に自分が存在できるという事実が光栄でした。監督は僕が2022年の大学生そのものに見えるよう、ナチュラルさを引き出すアドバイスをたくさんしてくださって、とても感謝しています。

──今回は現代パートの役を演じていましたが、携帯があまり普及していなかったり、メール、インターネットがないような時代はいかがですか？
必要な時にすぐに連絡が取れないという点ではもどかしさを感じることもあるでしょうが、手紙やポケベルで気持ちや状況を伝えたりできるし、出会いというものに対してのトキメキを今の2倍感じることができるのではないかと思います。

──本作は違う時代の人と突如やりとりできるようになりますが、もしタイムスリップできるとしたら過去、未来どちらに行って何をしたいですか？
子どもの頃に戻って友達ともう一度出会い、何も考えずに楽しく過ごしていた日々をもう一度感じてみたいです。

──『リメンバー・ミー』は2000年に公開し23年経っていますが、今もなお愛されている恋愛映画で、日本でもリメイクされています。本作が愛される理由はどういうところだと思いますか？
まず、アナログという感性が与える温かさやノスタルジックな部分が大きなポイントだと思います。そして、悪人が1人も出てこない点。ただ、お互いを愛しているから気を揉んだり誤解が生まれたりする人物たちのストーリーが、穏やかなときめきで寄り添ってくれるからではないでしょうか。

──映画の中で最も気に入っているシーンや、注目して欲しいシーンがあれば教えてください。
ヨンとムニが時代を超えてお互いの悩み等を話して相談し合ったり共感し合うシーン。そしてヨンとハンソル、ムニとヨンジの対話に耳を傾けながら、大学生たちの初々しいピュアな愛とトキメキを感じていただければ嬉しいです。

──撮影現場の雰囲気はいかがでしたか？
同世代の仲間たちと和気藹々とした雰囲気で楽しかったですね。互いにふざけ合ったり、アドバイスし合ったり、励ましあったりもしながら、みんなでいい作品を作り上げるために努力しました。終始幸せな時間でした。

──日本の観客に向けて、本作の見どころとメッセージをお願いします。
決められた運命を知ってしまうことがある1人の人物にどんな影響を与えることになるのか、映画をみた後も真剣に考えたり、意見を交わし合うことができる映画になったら嬉しいです。『同感〜時が交差する初恋〜』をたくさんの方に愛していただきたいですし、映画を見ている間ずっと幸せで温かい時間になることを願っています。

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『同感〜時が交差する初恋〜』（英題：Ditto）

1999年、韓国大学機械工学科に通うヨンは、皆既月食の夜、無線機を通して大学生ムニと交信を始める。しかも同じ大学に通う学生という偶然に驚きつつ、翌日大学構内で会う約束をするが、約束の時間を過ぎてもムニは来なかった。一方、どしゃぶりの雨の中で待ち続けるムニの前にもヨンは現れない。その夜、互いに相手のすっぽかしを責めるヨンとムニ。話が噛み合わないまま、それから何度か交信するうち、二人は自分たちが違う時代を生きていると気づく…。不思議な状況に半信半疑ながらも二人の会話は弾み、ムニはヨンにとってかけがえのない存在となっていくが──。

監督・脚本：ソ・ウニョン
製作：BY4M STUDIO
制作：GOGO STUDIO　
出演：ヨ・ジング、チョ・イヒョン、キム・ヘユン、ナ・イヌ、ペ・イニョク
2022年／韓国／韓国語／114分／カラー／2：1ビスタサイズ／5.1ch／字幕：根本理恵　