製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映決定!
- Fan's Voice Staff
スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』(68年)製作50周年を記念して、『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督とワーナー・ブラザースの監修によりオリジナルネガから新たにプリントされた『2001年宇宙の旅』70mmフィルム特別上映が決定!第71回カンヌ国際映画祭のクラシック部門で5月13日にプレミア上映された後、欧米各地の70mm上映館やフィルムアーカイブで巡回上映中の『2001年宇宙の旅』50周年記念70mmプリントが、いよいよ10月に日本のスクリーンに登場します。
この上映は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が定めた「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)を記念して、国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)が開催するもので、1日2回、計6日間12回、入場料は特別料金となります。
現在国内で70mm映画を上映できる劇場は、国立映画アーカイブ1館のみ。『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督とワーナー・ブラザースの監修により、『2001年宇宙の旅』のオリジナル・カメラネガから、デジタル処理を介さずに作成された70mmニュープリントによる、日本国内では最初で最後の上映となる予定とのこと。音は、1968年の公開当時と同じ6チャンネルサウンドで、上映前の前奏曲、休憩時の音楽、終映時の音楽まで再現されます。
スティーブン・スピルバーグやクリストファー・ノーランら、後世の映画監督、映画作品、特撮技術、そして文化に多大な影響を与えた『2001年宇宙の旅』を、公開当時と同様の映像・音、そして70mmフィルムでの上映を体験できる稀少な機会をお見逃しなく!
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント
製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映
日時:2018年10月6日(土)〜7日(日)、11日(木)〜14日(日)
場所:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU(2F)
主催:国立映画アーカイブ、ワーナーブラザースジャパン合同会社
特別料金:一般2,500円/高校・大学生・シニア2,000円/小・中学生・障害者(付添者は原則1名まで)1,300円/国立映画アーカイブ及び東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズ料金は当日券のみあり(1,900円)
前売券:9月1日(土)12:00pmより、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各200席分)を販売[Pコード:558-820]。
公式サイト
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)
映画フィルム、テレビ番組、様々な録音・録画物などの視聴覚遺産を保存し安全保護する事業や活動を推進し、その重要さを啓蒙するために、ユネスコが2006年に定めた国際記念日。ユネスコに属する視聴覚保存機関連絡協議会(CCAAA)での決定を受けて2007年から世界で実施されている。なお、10月27日は、1980年ベオグラードで「映像の保護及び保存に関するユネスコ勧告」が採択された日。国立映画アーカイブが加盟している国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)でも、連盟をあげてこの日を祝うことを決定し、世界中の会員機関が記念イベントなどの事業に取り組んでいる。