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2023.12.04 11:00

『コット、はじまりの夏』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第72回ベルリン国際映画祭(国際ジェネレーション部門/Kplus)でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『コット、はじまりの夏』の日本版予告編と新場面写真8点が解禁されました。

1981年、夏のアイルランドを舞台に、9歳の少女コットの成長とはじまりを描く物語。予告編は、大家族の中で孤独に暮らすコットが、夏休みを親戚のキンセラ夫婦に預けられるシーンから始まります。「お父さんが好きなだけ預かっていいって」と言うコットに、「喜んで預かる」「辛い時は話さなくていい」と温かく迎え入れるキンセラ夫婦。二人の愛情をたっぷりと受け、初めて生きている実感に包まれたコットは、やがてその表情も明るく変化していきます。

到着した場面写真では、俯いたまま表情の見えないコットや、おじさんのショーンと子牛の世話に挑戦したり、キンセラ夫婦に買ってもらった洋服をうれしそうに披露する様子が切り取られており、感情を内に秘めていた孤独なコットが、生き生きと変化していく様子が感じられます。

監督・脚本は、これまでドキュメンタリー作品を中心に子どもの視点や家族の絆を誠実に映し出してきたコルム・バレード。本作でデビューを果たしたコット役のキャサリン・クリンチは、史上最年少の12歳でIFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)主演女優賞を獲得しました。

予告編のナレーションは、音楽家の青葉市子が担当。

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『コット、はじまりの夏』(原題:An Cailín Ciúin)

1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、夏休みを親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと一緒に子牛の世話をしたり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごすうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場で、本当の家族のようにかけがえのない時間を重ねていく中で、コットはこれまで経験したことのなかった生きる喜びを実感し、やがて自分の居場所を見つけていく──。

監督・脚本:コルム・バレード
プロデューサー:クリオナ・ニ・クルーリー
撮影:ケイト・マッカラ
音楽:スティーブン・レニックス
出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック

原作:クレア・キーガン「Foster」
2022年/アイルランド/アイルランド語、英語/カラー/スタンダード/5.1ch/95分/字幕:北村広子/G/英題:The Quiet Girl

日本公開:2024年1月26日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
配給:フラッグ
後援:駐日アイルランド大使館
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