News

2023.11.29 12:00

『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』2024年3月29日公開決定!日本版本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

ビターな少年時代を過ごした孤独な青年が、極上のスイーツで奇跡を巻き起こす感動の実話を映画化したサクセスストーリー『À la belle étoile』が、邦題を『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』として2024年3月29日(金)に公開されることが決定し、日本版本ポスタービジュアルが解禁されました。

育児放棄の母親の下、過酷な環境を過ごす少年ヤジッド(リアド・ベライシェ)にとって唯一の楽しみは、フォスターファミリー(里親)の家で、団欒しながら食べる手作りのスイーツ。いつしか自らが最高のパティシエになることを夢みるようになったヤジッドは、やがて、児童養護施設で暮らし始め、敷居の高いパリの高級レストランに、見習いとして雇ってもらうチャンスを10代で掴み取ります。

毎日180キロ離れた田舎町エペルネからパリへ長距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていくヤジッド。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した日々を過ごしていたところ、嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から、持ち前の情熱でパティスリー世界選手権への切符をようやく手に入れますが──。

22歳でパティスリーの世界選手権のチャンピオンに輝き、彗星の如くスイーツ界に登場した若き天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書「Un rêve d’enfant étoilé: Ccomment la pâtisserie lui a sauvé」(スターを夢見た幼少時代:パティシエが彼を救った理由)を原作とした感動のサクセスストーリー。14歳でパリの菓子職人の見習いとなり、やがてパスカル・カフェをはじめ、フィリップ・コンティチニといった著名なパティシエのもとで次々と修行を重ね、モナコのジョエル・ロブションのレストラン「ル・メトロポール」でスーシェフに。そして2014年、ついにGelato World Cup(冷菓世界選手権)のチャンピオンとなり、現在彼は、世界各地の最高級ホテルのコンサルタントや高級ブランドとのコラボレーションを務め、南仏アヴィニョンやパリに自身の店舗を持つ人気パティシエとなっています。

主人公を演じたのはTikTokで6,600万人のフォロワーを持つ映像クリエイターとして人気のリアド・ベライシェ。役者としても活躍する彼は、本作に出演するために料理の集中講座を受け、ヤジッドから直々にパティスリーの創作を伝授してもらいながら役づくりに励み、初主演を果たしました。

もうひとりの“主人公”として見逃せないのが、イシェムラエン本人が準備期間のみならず撮影中も全ての“出演シーン”を監修した、美しく華麗なデザートたち。イシェムラエンの代名詞ともいえる、フォークを刺すとパリっと割れ、中からクリームがとろけ出す「パリ・ブレスト」、大きなさくらんぼの形をした、艶やかなチョコレートのコーティングが芸術的な「フォレ・ノワール」など、劇中には数々の垂涎もののデザートが登場します。

監督は、本作が長編デビューとなったセバスティアン・テュラール。

==

『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』(原題:À la belle étoile)

監督:セバスチャン・テュラール
脚本:セドリック・イド
出演:リアド・ベライシュ、ルブナ・アビダル、クリスティーヌ・シティ、パトリック・ダスマサオ、フェニックス・ブロサール、リカ・ミナモト
2023年/フランス/フランス語/110分/5.1ch/カラー/英題:Sugar and Stars

日本公開:2024年3月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー
配給:ハーク
配給協力:FLICKK
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、日本スイーツ協会
公式サイト
©DACP-Kiss Films-Atelier de Production-France 2 Cinéma