杉咲花主演『52ヘルツのクジラたち』ティザービジュアルが解禁!
- Fan's Voice Staff
2021年本屋大賞を受賞した町田そのこ著のベストセラー小説を成島出監督が映画化した『52ヘルツのクジラたち』のティザービジュアルが解禁され、主演・杉咲花のクランクアップコメントが到着しました。
杉咲花が演じるのは、人生を家族に搾取されてきた三島貴瑚(みしま・きこ)。ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会います。彼との出会いが呼び覚ますのは、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出してくれた、今はもう会えない安吾との日々でした──。
ティザービジュアルでは、東京から海辺の街に移り住んだ貴瑚が、広い海を望むテラスで目を閉じて空を仰ぎ、耳を澄ます切り取られており、海中を思わせるような幻想的な青が印象的な仕上がりとなっている。本ビジュアルの写真を撮影したのは、気鋭の若手写真家・八木咲。撮影場所は、劇中、杉咲演じる貴瑚の住む一軒家の、海に向かってせり出した象徴的な六角形のテラス。監督をはじめ制作チームが運命的に出会ったという、大分の海辺の高台にある日本家屋が舞台に選ばれました。
以下、今年8月~9月に東京と大分を中心に撮影された本作の、撮影クランクアップコメントが到着しています。
杉咲花(三島貴瑚 役)
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱり完成する映画には、この世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そしてこの物語に気づかされた感覚を、時代とともに更新し続けていくことが、私たちに託された大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。
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『52ヘルツのクジラたち』
ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた貴瑚。虐待され「ムシ」と呼ばれる少年との出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれた、
今はもう会えないアンさんとの日々だった──。
原作:町田そのこ「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)
主演:杉咲花
監督:成島出
日本公開:2024年3月 TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
製作幹事・配給:ギャガ
©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会