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2023.11.10 18:00

『僕らの世界が交わるまで』新場面写真4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出されたジェシー・アイゼンバーグ初監督作品『僕らの世界が交わるまで』の新場面写真4点と、プロデューサーを務めたエマ・ストーンのコメントが到着しました。

社会奉仕に身を捧げる母・エヴリン(ジュリアン・ムーア)と、ネットのライブ配信で人気を集め、フォロワーのことしか頭にない高校生ジギー(フィン・ウォルフハード)の、面倒な関係を描く物語。

北米配給も手掛けるA24と共に製作を務めたのが、エマ・ストーンが夫のデイブ・マッカリーと共に2020年に設立した映画・TV製作会社「フルート・ツリー」。本作が初の製作作品となったほか、同じくA24との共同プロデュースとなるティルダ・スウィントン主演『Problemista』(原題)や、エマ・ストーン自身が主演を務めるテレビドラマ『The Curse』など、様々な映像作品に意欲的に参加しています。

アイゼンバーグとは『ゾンビランド』シリーズで共演して以降、親交が深いストーン。以前からアイゼンバーグが書いたショートストーリーや戯曲、ニューヨーカー誌に掲載された作品が大好きだったといい、フルート・ツリー初の製作作品に本作を選んだのは、インフルエンサーが瞬時に生まれ、政治的関与が高まり、家族の絆がもろくなっている現代において、家族に対するアイゼンバーグの爽快なまでの率直でユニークな視点に魅了されたからだといいます。

「ジェシーが脚本を書いたと聞いてわくわくした。この脚本に圧倒された。物語にはジェシー本人があちこちに垣間見える。とても個人的な環境から生み出されている。それに、複雑さと人間性がふんだんに描かれ、驚くほど具体的なのは、彼の文章による表現力のなせる技。ジェシーの脚本は面白くて辛辣になることがあるけど、決してシニカルではない。彼がつくる登場人物は、実生活で私たちがそうであるように奇妙で度を越していて、そして愛すべき存在」と、その才能を称賛。

そして何よりも、これまでにないストーリーに衝撃を受けたというストーン。「自分の息子と理解し合えないからと言って、息子の身代わりを求める母親の物語なんて聞いたことがなかった。エヴリンとジギーが互いの身代わりのような存在を見いだし、この普通でない関係性を通してふたりが距離を縮めていく様子が、とても良いと思った。母と息子の関係を考察するための痛烈で独特な方法だと気づいた」

「ジェシーは、最終的に物語の要所要所を合わせた以上のものがもたらされるようにストーリーを構築している。それが、作品を魅力的にしている理由のひとつ。ジェシーが書く戯曲と同じく、最後にインパクトを与えるために声高で劇的なクライマックスにする必要はない。すべてはエヴリンがジギーとつながりを感じる瞬間に向けて構築されている。次の夕食をふたりが口論せずに食べられるかどうかにかかわらず、その瞬間がすべて」

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『僕らの世界が交わるまで』(原題:When You Finish Saving the World)

監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ
製作:エマ・ストーン、デイヴ・マッケイ、アリ・ハーティング
出演:ジュリアン・ムーア、フィン・ウォルフハード、アリーシャ・ボー、ジェイ・O・サンダース、ビリー・ブリック、エレオノール・ヘンドリックス 他
北米配給&製作:A24
2022年/アメリカ/カラー/ビスタ/ドラマ/英語/88分/字幕翻訳:松浦美奈/G

日本公開:2024年1月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開!
提供:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
公式サイト
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