『枯れ葉』日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
労働者3部作(『パラダイスの夕暮れ』(86年)、『真夜中の虹』(88年)、『マッチ工場の少女』(90年))に連なる“4作目”として発表された『枯れ葉』では、ギリギリの生活を送りながらも、生きる喜びと人間としての誇りを失わずに生きる労働者たちの日常がまっすぐに描かれます。
予告編では、孤独を抱えながら生きるアンサとホラッパが徐々に距離を縮めていく様子が収められており、姉妹からなるフィンランドのポップ・デュオ、Maustetytöt(マウステテュトット)の歌う楽曲「Syntynyt suruun ja puettu pettymyksin(悲しみに生まれ、失望を身にまとう)」が、可笑しみと切実さに満ちたラブストーリーを盛り立てます。
日本版ポスターのデザインは、『過去のない男』以来カウリスマキ作品を担当している大島依提亜が手掛けています。
主演はカウリスマキ映画には初出演となる二人。『TOVE/トーベ』でムーミンの作者トーベ・ヤンソンを演じ大きな注目を集めたアルマ・ポウスティと、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』で高い評価を得たユッシ・ヴァタネン。それぞれの友人役として、ヤンネ・ヒューティアイネン(『街のあかり』『希望のかなた』)、ヌップ・コイブ(『希望のかなた』)が出演。もちろんカウリスマキ映画には欠かせない名優“犬”も登場します。
今年のカンヌ国際映画祭の審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに輝き、アカデミー賞国際長編映画賞のフィンランド代表に選出。本国フィンランドでは9月15日に劇場公開され、カウリスマキ最大のヒット作『過去のない男』をしのぐオープニング動員数を記録したほか、フランスやドイツでも大ヒットするなど各国で快進撃を続けています。
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『枯れ葉』(英題:Fallen Leaves)
北欧の街ヘルシンキ。アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのだろうか…?
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
出演:アルマ・ポウスティ、ユッシ・ヴァタネン、ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
2023年/フィンランド・ドイツ/81分/1.85:1/ドルビー・デジタル5.1ch/DCP/フィンランド語/原題:Kuolleet lehdet
日本公開:2023年12月15日(金)よりユーロスペースほか全国ロードショー
配給:ユーロスペース
提供:ユーロスペース、キングレコード
公式サイト
© Sputnik
Photo: Malla Hukkanen