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2023.08.09 15:00

『ぼくは君たちを憎まないことにした』11月10日公開決定!日本版特報&ティザーポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

家族3人で幸せに暮らしていた夫がテロ発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラーを映画化した感動の実話『You Will Not Have My Hate』(英題)が、邦題を『ぼくは君たちを憎まないことにした』として11月10日(金)より公開されることが決定し、日本版特報映像とティザーポスターが解禁されました。

パリ中心部にあるコンサートホール、バタクラン。アメリカのバンド「イーグルス・オブ・ザ・デスメタル」のライブ中に3人の男たちが1,500人の観客に銃を乱射。少し前には、パリ郊外のスタジアムで行われていたフランス対ドイツのサッカー親善試合や周辺のレストランで過激派組織「ISIL」の戦闘員が自爆テロを起こしており、バタクランにいた主人公アントワーヌの妻エレーヌと友人の安否確認すらままならないカオスの中で、2日後に判明したのは、友人は生き延び、エレーヌは犠牲となったという事実でした。

誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続く育児への不安をはねのけるように、手紙を書き始めたアントワーヌ。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と二人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていきます──。

混乱するアントワーヌの内面を映画化したのは、マラソンに挑戦する老人たちをほのぼのと描いた『陽だまりハウスでマラソンを』(13年)のキリアン・リートホーフ監督。アントワーヌの手記は、メルヴィルと同じ年頃の娘を持つリートホーフ監督の心を打ち、監督はすぐさま映画化を決断。ドイツ人の立場からフランスで実際に起きた悲劇を客観的に見つめ、平明な言葉で憎しみの連鎖を拒絶するアントワーヌに焦点を当てました。

主演には、『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(14年)『エッフェル塔 創造者の愛』(21年)の実力派ピエール・ドゥラドンシャン。負の感情と自らの言葉の間で苦悩する、感受性豊かなアントワーヌを熱演しました。

妻のエレーヌ役にはシンガーソングライターでもあるカメリア・ジョルダーナ、お風呂と絵本が大好きな息子メルヴィル役には、当時3歳だったゾーエ・イオリオ。

バタクランはエンターテインメントを愛する人々に支えられ、無差別襲撃から1年後の2016年11月12日、全面改装を経てスティングのコンサートで再オープンし、2023年現在も人気の会場として営業を続けています。

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『ぼくは君たちを憎まないことにした』(英題:You Will Not Have My Hate)

2015年11月13日金曜日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリスは息子のメルヴィルと一緒に、仕事に急ぐ妻のエレーヌを送り出した。息子のために健康的な朝食を手作りして体調管理に気を配り、おしゃれでユーモアのセンスもある。最高の母であり、最愛の妻が、突然、天国へ行ってしまった。そんな時でも息子はお腹を空かせ、砂で遊び、絵本の読み聞かせをねだる。誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続くワンオペ育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と二人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていく。

監督・脚本:キリアン・リートホーフ
原作:「ぼくは君たちを憎まないことにした」
2022年/ドイツ・フランス・ベルギー/フランス語/102分/シネスコ/5.1ch/原題:Vous n’aurez pas ma haine/日本語字幕:横井和子

日本公開:2023年11月10日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
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