『aftersun/アフターサン』5月26日公開決定!
- Fan's Voice Staff
A24注目の新星シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作『Aftersun』が、邦題を『aftersun/アフターサン』として5月26日(金)に日本公開されることが決定しました。
11歳の夏休み、トルコのひなびたリゾート地にやってきた思春期のソフィ(フランキー・コリオ)と、離れて暮らす31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)。まぶしい太陽の下、ふたりはビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間を過ごします。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出していき──。
11歳のソフィが父親のカラムとふたりきりで過ごした夏休みを、20年後、父と同じ年齢になったソフィの視点で綴る本作。スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズが脚本・監督を手掛け、瑞々しい感性で長編デビューを飾りました。
ソフィ役には、半年にわたるオーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオ。愛情深くも繊細なカラム役には、ドラマ『ノーマル・ピープル』でブレイクしたポール・メスカルが抜擢。
脚本に惚れこんだ『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスがプロデューサーに名乗りを上げ、映画祭での上映の際は、何度も鑑賞しているにもかかわらず感極まり号泣してしまったといいます。
第75回カンヌ国際映画祭批評家週間での上映を皮切りに、「五感に訴えてくる、感動的なデビュー作」(Variety)、「なんて愛おしい作品だろう」(The Guardian)、「近年のイギリス映画界において、もっとも注目すべき新人監督のひとりであることは間違いない」(Screen Daily)と評判を呼んだ本作。A24が北米配給権を獲得し、昨年末には複数の海外メディアやオバマ元大統領が年間ベストの1本に挙げるなど、注目を集めました。
多くを語らず、ミニマリスティックな演出で深い余韻をもたらす本作。陽光注ぐ浜辺、日焼け止めの香り、大きな波音、そして今も残る父親の手の感覚……。クイーン&デヴィッド・ボウイの「アンダー・プレッシャー」やブラーの「テンダー」などのヒットソングに彩られながら、まばゆさとヒリヒリとした痛みを焼きつける、いつまでも忘れ得ぬ一編となることでしょう。
『aftersun/アフターサン』は、本年度アカデミー賞では主演男優賞、英国アカデミー賞では英国作品賞など4部門にノミネートされています。
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『aftersun/アフターサン』(原題:Aftersun)
監督・脚本/シャーロット・ウェルズ(初長編監督作品)
出演/ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
プロデューサー/バリー・ジェンキンス ほか
2022年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/101分/字幕翻訳:松浦美奈/G
日本公開/2023年5月26日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開
配給/ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
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