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2022.11.07 14:00

フランソワ・オゾン監督『すべてうまくいきますように』2023年2月3日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

フランスの名匠フランソワ・オゾン監督による“安楽死”をテーマにした感動の物語『Tout s’est bien passé』が、邦題を『すべてうまくいきますように』として2023年2月3日(金)より日本公開されることが決定しました。

『スイミング・プール』(03年)の脚本家エマニュエル・ベルンエイムの自伝的小説を基に、安楽死を望む父親に振り回される娘の葛藤を描いたドラマ。最期の日を決めた父と娘たちの前に、愛や倫理、法律や宗教など様々な理由から反対する者たちが立ちはだかります。果たして父は決行するのか、考えを変えるのか、誰かが止めるのか、あるいは安楽死を禁ずるフランスの法律に止められるのか。サスペンスフルなストーリーテリングを得意とするオゾン監督が、緊迫感に満ちた展開の先に用意した、想像を裏切る結末とは──?

主演は、『ラ・ブーム』(80年)の世界的大ヒットで注目を集めとなり、今なおフランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。本音しか言わない父の言動に時に傷つきながらも、父を敬愛する娘・エマニュエル役を情感豊かに演じました。

父のアンドレ役には、フランソワ・トリュフォー監督の『私のように美しい娘』(72年)やエリック・ロメール監督の『美しき結婚』(82年)で知られるフランス映画の重鎮、アンドレ・デュソリエ。毒舌、頑固、ワガママ、いじわる、そのすべてのマイナスカードを魅力へと変貌させるアンドレというキャラクターを見事に体現しています。

母のクロード役には、『さざなみ』(15年)でアカデミー賞にノミネートされたシャーロット・ランプリング。オゾン監督とは、『まぼろし』、『スイミング・プール』、『17歳』(13年)でもタッグを組んでいます。

妹のパスカル役には、『17歳』でセザール賞にノミネートされたジェラルディーヌ・ペラス。さらに、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(72年)や『マリア・ブラウンの結婚』(79年)で知られるドイツ人俳優ハンナ・シグラが、安楽死を支援する協会から派遣されてくる、怪しげなスイス人女性を演じています。

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『すべてうまくいきますように』(原題:Tout s’est bien passé)

監督・脚本/フランソワ・オゾン
出演/ソフィー・マルソー、アンドレ・デュソリエ、ジェラルディーヌ・ペラス、シャーロット・ランプリング、ハンナ・シグラ、エリック・カラヴァカ、グレゴリー・ガドゥボワ
2021/フランス・ベルギー/フランス語・ドイツ語・英語/113分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/字幕翻訳:松浦美奈/G/英題:Everything Went Fine

提供/木下グループ
配給/キノフィルムズ
公式サイト
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