10分間拍手鳴りやまず!『寝ても覚めても』カンヌで大絶賛
- Fan's Voice Staff
東出昌大を主演に迎え、『ハッピーアワー』で注目された濱口竜介監督が芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』。5月8日から開催中の第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されています。
フランス現地時間5月14日(月)15時45分、現地レッドカーペットには主演の東出昌大、ヒロイン唐田えりか、濱口竜介監督が登場し、その後公式上映が行われました。
朝から雨と曇りを繰り返した天候の中、レッドカーペットのタイミングだけ暑いほどの青空が広がったカンヌ。そこへディオールの黒いスタキシードに身を包んだ東出と、アルマーニの黒のベアトップの刺繍のドレスを着こなした唐田が登場。189cmの東出、167cmの唐田の揃い踏みで抜群の存在感を放っていた。3人は緊張以上に映画祭を楽しんでいる様子。レッドカーペットを歩むうちにドレスが靴に引っかかった唐田を東出が優しくエスコートする場面もありました。
大きな拍手で場内に迎えられた3名。現在、『ハッピーアワー』がフランスで公開中で知名度が上がっていることもあり、「Hamaguchi!」の声が何度もあがりました。
上映終了後、エンドロール中から大きな拍手は、10分以上続きました。場内が明るくなった時には多くの観客が監督や俳優に「Beatiful film!」の声を投げかけ、二階席からは身をのりださんほどに拍手を送る観客の姿も。
濱口監督は「観客の好むものかわからなかったけど、こんなにあったかい拍手もらえると思いませんでした。カンヌで伝わってとても嬉しい気持ちです。ふたりにありがとうと伝えたいです」とコメント。
東出は「万感の思いで受け止めました。いろんな愛が伝わったと思います。2000人もの席の会場で自分の出演映画が上映されたのは初めてで、入ってすぐに天井を見てその広さに驚きました。さすがカンヌだと思いました。上映が終わって、二階席から身を乗り出して拍手してくれた人がいたんです。映画の思いが届いたんだと思ったけど、その人たちへ感謝を伝える言葉が浮かばず、拙いフランス語でメルシーと言いました」と話し、唐田は「貴重な経験をすることができました。この場所にいるのが奇跡のようです。濱口監督、東出さんはじめ、かかわったひとたちへの感謝、みんなへの感謝と愛が溢れました。(号泣) 『寝ても覚めても』に関わってくださった方々と見てくださった方々への感謝が溢れて、そして、こんなに大きな舞台でこれだけの声援を受けさせていただいて感謝の思いでいました」とコメント。
鑑賞後の観客たちからは「ライトでヘビー、今まで見たことのないラブストーリー」「amazing film! 今回のコンペ作品内で一番好き」などの声が聞かれました。
授賞式はフランス現地時間5月19日(土)19時15分(日本時間5月20日午前1時15分)より行われます。
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『寝ても覚めても』 (英題:ASAKOⅠ&Ⅱ)
東京。カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想いを伝えてくれる亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。
出演/東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子
監督/濱口竜介
原作/「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽/tofubeats
製作/『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINEMAS
製作幹事/メ~テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション/C&Iエンタテインメント
2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
日本公開/2018年9月1日(土)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国公開!
配給/ビターズ・エンド、エレファントハウス
公式サイト
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS