『アルピニスト』究極のクライマーの人物像を『フリーソロ』アレックス・オノルドが語る！

Fan's Voice Staff

知られざる究極のクライマー、マーク・アンドレ・ルクレールを追ったドキュメンタリー映画『アルピニスト』の公開に先立ち、世界的クライマーのアレックス・オノルドが語るコメントが到着しました。

マーク・アンドレ・ルクレール

スポーツクライミングが五輪種目となりその注目度は上昇の一途をたどる中で、現代のクライマーたちはSNSで積極的に発信したり、企業とのスポンサー契約を結ぶなど、世間の注目を集めています。一方で、本作が追うマーク・アンドレ・ルクレールは、そうした流行には目もくれず、SNSでのアピールにも無関心。当時の彼はまさに“知る人ぞ知る”存在でした。

世界的には完全に無名だったルクレールに絶大なるリスペクトを表明したのが、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を獲得した『フリーソロ』で知られる世界的クライマーのアレックス・オノルド。オノルド自身も、命綱なし、安全装置もなしで難易度の高い岩壁を手と足だけで登る危険なクライミングスタイルで、ヨセミテ国立公園エル・キャピタンでのフリークライミングを成功させたほか、パタゴニアのフィッツ・ロイの完全縦走を行うなど、数々の偉業を成し遂げた天才です。

アレックス・オノルド

そんなオノルドに「彼はクレイジー」と言わしめたルクレールとはいったいどんな人物なのか。本作にも登場するオノルドは、誰も攻略していない難易度の高い絶壁を、“ただ自分が登りたい”というだけのモチベーションで登り続けたルクレールについて、「彼は貪欲なクライマーだが、名声には興味がないんだ。誰も知らない崖も登る。僕はジムで練習したし、スポーツとして登っている。しかし、彼はスピリチュアルなレベルというか、山の冒険をただ純粋に楽しんでいるんだ。その点は、心から尊敬している。そんなマークだからこそ、イカれた挑戦をし続けることができるんだ」と語っています。

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