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2022.05.11 12:00

磯村勇斗主演『ビリーバーズ』予告編&新場面写真が解禁!

  • Fan's Voice Staff

漫画家・山本直樹が人間の欲望をあぶり出した問題作を城定秀夫監督が実写化した磯村勇斗主演『ビリーバーズ』の予告編と新場面写真9点、追加キャストが解禁されました。

とある孤島で生活をする二人の男と一人の女。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属している3人は、オペレーター(磯村勇斗)、副議長(北村優衣)、議長(宇野祥平)と互いに呼び合い、俗世の汚れを浄化し“安住の地”へ出発するための修行として、無人島での共同生活を送っていました。ところが、そんな日々のほんの僅かなほころびから、3人は徐々に互いの本能と欲望を暴き出していき……。

音楽を担当した曽我部恵一による不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろし主題歌「ぼくらの歌」(ROSE RECORDS)も、映画の世界観をさらに深淵な境地へと導いています。

過激な内容のため山本直樹の数ある著書の中でも最も実現不可能と言われた原作の映像化に挑んだのは、今までに100作以上の映像作品を手掛けてきた職人監督であり、熱烈なファンを持つ鬼才・城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、公開中の瀬戸康史主演『愛なのに』と田中圭主演『女子高生に殺されたい』でも注目を集める監督自身が、本作の映画化を熱望。長年ファンである山本直樹の世界観へ最大限のリスペクトを込めながらも、絡みつくような官能美に乾いたユーモアとバイオレンスを交え、唯一無二の映像世界を作り上げました。

さらに、「第三本部長」役には『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉、そしてカルト団体の主宰者「先生」役として原作者の山本直樹が出演していることにも注目です。

以下、コメントが到着しています。

曽我部恵一(音楽)
山本直樹×城定秀夫。透明なエロスとタナトスが真っ赤に爆発するに決まっている。そんな映画に音楽をつけろと。強大な思想に幻惑され、絡め取られていく個人の純情。自分の何かが間違いを、バグを起こすような方向に行け行けと、自らを鼓舞しながら音楽を作った。それで、ぼくの中のエロスとタナトスも、この夏のなかで少しは解放されたようです。

毎熊克哉(第三本部長 役)

とんでもない問題作がこの世に!
生まれ出て。ほっぽり出されて。どうやって生きていこうかと路頭に迷い。何かを信じてしがみつき。騙されて。交差して。またひとりぼっち。でもまた信じたい。努力しなければ。僕は第三本部長という役を演じました。この映画には希望があるはず!お楽しみに。

山本直樹(主催者「先生」役)

人生初弾着、初血糊という貴重な経験をさせていただきました。個人的にはこっ恥ずかしい限りですが、楽しんでいただけたら幸いです。原作者として自分が20数年前に書いたセリフを面白がり、感銘を受け、笑えたというのは、城定監督と役者陣の素晴らしさによるものなのでしょう。

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『ビリーバーズ』

出演/磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹
原作/山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督・脚本/城定秀夫
音楽/曽我部恵一
製作/藤本款、久保和明、直井卓俊
プロデューサー/原口陽平、秋山智則、久保和明
主題歌/曽我部恵一「ぼくらの歌」(ROSERECORDS)
制作プロダクション/レオーネ
製作/『ビリーバーズ』製作委員会
R15+

日本公開/2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
配給/クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会