News

2021.10.07 9:00

マーク・ラファロ主演『ダーク・ウォーターズ』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

巨大企業の隠蔽を暴き出すひとりの弁護士の実話に基づく物語を、マーク・ラファロ主演で描いたトッド・ヘインズ監督作『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』の日本版予告編が解禁されました。

予告編では、マーク・ラファロ演じる弁護士ロブ・ビロットの、巨大企業デュポン社を相手にした長く果てのない闘いの断片が描かれています。とある農場主が持ってきたビデオテープに記録されていた、巨大企業が隠し続けてきた水質汚染の実態。企業弁護士であるビロットが踏み込む案件ではありませんが、そのビデオを確認したビロットはウェストバージニア州へ向かいます。「汚染された水を飲んだら?」「タイヤを食べるのと同じだ」という衝撃的な返答に、ことの重大さに気づいたロブは、無謀にも巨大企業デュポン社を訴えることを決意します。

調査していく中で明らかになっていく原因不明の不調“テフロン風邪”や、立て続けに生まれる顔面奇形の子ども。これもまた、水質汚染が原因なのか?「科学者も政府も抱え込まれている」と隠蔽された真実を、徹底的に追い求めるビロットでしたが、突然痙攣して倒れるその姿から、あまりにも過酷な道程が垣間見えます。

映像では、「彼は負けない」と力強く答える妻(アン・ハサウェイ)の姿や、「奴らは人としてやってはいけないことをした。許してはならん!」と声を荒げるティム・ロビンスの姿も確認でき、「みんなの未来を守りたい」という不屈の信念が、徐々に巨大企業を追い込んでいるようにも見えますが、果たしてビロットの闘いの行方は──?

米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡は、2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載。その驚くべき記事に心を動かされた、マーベル・シネマティック・ユニバースのブルース・バナー/ハルク役で絶大な人気を博した実力派俳優で、環境活動家でもあるマーク・ラファロは、プロデューサーも兼任して映画化に向けて動き出しました。ロブ・ビロット本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技を披露。ビロットをスーパーヒーローでも聖人でもない生身の人間として体現し、共感を呼び起こします。

監督には、ラファロからの直々のオファーを快諾したトッド・ヘインズ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』『ワンダーストラック』、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『エデンより彼方に』などで知られる名匠が、実話に基づく社会派リーガル・ドラマという新境地に挑み、卓越した語り口で観る者を魅了します。

==

『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』(原題:Dark Waters)

出演/マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、ビル・プルマン
監督/トッド・ヘインズ
2019年/アメリカ/英語/126分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/原題:DARK WATERS/G/字幕翻訳:橋本裕充

日本公開/2021年12月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテほかロードショー
配給/キノフィルムズ
提供/木下グループ
公式サイト
© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.