『サマー・オブ・ソウル』久保田利伸、トータス松本ら12名より称賛コメントが到着!
- Fan's Voice Staff
サンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、ドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をW受賞した映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』の公開に先立ち、久保田利伸、トータス松本ら総勢12名より称賛コメントが到着しました。
1969年、ニューヨーク。6月29日から8月24日までの日曜に開催され、30万人を熱狂の渦に巻き込んだ“ハーレム・カルチュラル・フェスティバル”。若きスティーヴィー・ワンダーやB.B.キング、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズ、当時人気絶頂のスライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、全米ヒットチャートを席巻していたブラックミュージックのスターが集結した幻の音楽フェスです。
約50年もの間、誰の目にも留まることがなかった当時のライブ映像を復活させたのは、ヒップホップ界の重要人物“クエストラブ”。初監督作でありながら、一秒たりとも目を離せない見事な編集と演出力を披露。至高のライブパフォーマンスの数々と、貴重な記録映像を見事に織り込み、誇りと希望に満ち溢れたメッセージを投げかけます。
クエストラブと仕事を共にし、交流のある久保田利伸は、「コンクリートジャングルのど真ん中で爆発したThe Soul Power。情熱、自由、愛、希望、幸福、勇気、怒り、悲しみ、祈り、尊厳、GROOVE、叫びのすべてがそこに。ありがとう、クエストラブ。Beautiful Job!」と、本作で初監督に挑んだクエストラブを称賛しつつ、映画に映し出されるエネルギッシュなパワーを絶賛!
ウルフルズのヴォーカル・トータス松本は、「兎にも角にもカッコよすぎて泣けてくる」と興奮冷めやらぬ様子で最高の賛辞を寄せ、他にも、ゴスペラーズの村上てつや、RHYMESTERのDJ JINなど、ミュージシャンをはじめ各界の著名人がこぞって称賛の言葉を送っています。
以下、到着したコメント全文です(順不同/敬称略)。
久保田利伸(ミュージシャン)
コンクリートジャングルのど真ん中で爆発したThe Soul Power。
情熱、自由、愛、希望、幸福、勇気、怒り、悲しみ、祈り、尊厳、GROOVE、叫びのすべてがそこに。
ありがとう、クエストラブ。Beautiful Job!
トータス松本(ウルフルズ)
思わず見入ってしまう熱唱と演奏。出演者たちの佇まいが兎にも角にもカッコよすぎて泣けてくる。
音楽の底力を感じますね~。
まったく叶わない夢のまた夢ですが、その場にいたかった!
村上てつや(ゴスペラーズ)
色んな意味で衝撃的な作品です。手作り感満載の素朴なステージ上で繰り広げられる圧巻のステージの数々。ほんと、ソウルって素晴らしい!この映像をまとめあげたクエストラヴの執念にも脱帽。コッテコテのソウルパワー、たっぷりいただきました。
DJ JIN(RHYMESTER)
これぞ魂の放射。ライヴゆえ、なおのこと。ソウルやファンクが社会性も帯びてさらに花開く直前=1969年のリアルな記録!
高橋一(思い出野郎Aチーム)
埋もれていた物凄い名演の数々に当事者の証言がテンポ良くオーバーラップし、シームレスに過去と今が繋がる様は、まるでMPCを使って古いレコードから最新のビートを作り出しているかのようでした。
名だたるミュージシャン達やインタビューを受けた市井の人々の訴えかけるメッセージが時空を超えてダイレクトに突き刺さり、見終わった後感動と共に、この映画はまぎれもなく現在我々が抱え続けている問題と、それでもタフに鳴り続ける音楽の可能性を映し出しているのだと思いました。
近田春夫(ミュージシャン)
観るのにエネルギーのいる映画なのはたしかだが、それだけの価値のある記録なのは間違いない。’69年夏のニューヨークでこんな大がかりな催し物が繰り広げられていたとは!何よりの衝撃はそのことなのである。
南佳孝(ミュージシャン)
この映画は黒人たちが創り上げてきた音楽文化を
ニューヨークはハーレムで行われた
夏フェスと言えるかも知れない
ウッドストックと全く同じ時期にこんなお祭りがあったなんて
みんな若いし熱気にあふれている
青春だったあの年の夏のことを思い出してしまった
伊東妙子(T字路s)
怒りと悲しみの嵐をくぐって、歌い踊る、生きる。ぎらぎらした命のエネルギーがたぎり、
うねり、画面から飛び出して私の胸を叩く、衝撃体験。
このフィルムが発掘され世に放たれたこと。
音楽を愛する者としてよりも、今日を生きる、ひとりの人間として、心から感謝します。
町山智浩(映画評論家)
ブルース、ゴスペル、R&B、ソウル、ファンク……ブラック・パワーの最高潮で開かれた幻の祭典が50年ぶりに発掘&レストア! スティーヴィー・ワンダーのドラムソロ、ニーナ・シモンの過激なアジ、どれも超レアな特出し映像! なかでも最高なのはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの女性トランペッター! 鳥肌立つほどカッコいい!
湯川れい子(音楽評論家・作詞家)
同じ69‘。N.Yでこんな“黒いウッドストック”が30万人も集めて行われていたのに、
放映も報道もされなかったのは、なぜか???
スライが、当時危険視されていたニーナ・シモンが見られる!と言うだけでもスゴい!!
湯山玲子(著述家、プロデューサー)
マへリア・ジャクソンのソウル魂、5th ディメンションのポップ&洗練の極み、
そして何よりも、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの在り方とサウンドのクリエイティブなこと!!!!
現在のポップミュージックのDNAのひとつ、ブラックミュージックの豊穣さにシビれきった。
この名作がなぜ今になっての、初めての公開になるのか?という社会的な意味も考えつつ。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
アフリカン・アメリカン文化が多様化して行く決定的瞬間をとらえた素晴らしい記録です。
コンサート映画としても最高ですし、編集のテンポ、ニュース素材の使い方、50年前のイヴェントに子供として参加した人たちの思い出など、すべてが見事。
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『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』(原題:Summer of Soul (…Or, When the Revolution Could Not Be Televised))
監督/アミール・“クエストラブ”・トンプソン
出演/スティーヴィー・ワンダー、B.B.キング、フィフス・ディメンション、ザ・ステイプル・シンガーズ、マヘリア・ジャクソン、ハービー・マン、デイヴィッド・ラフィン、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、モンゴ・サンタマリア、ソニー・シャーロック、アビー・リンカーン、マックス・ローチ、ヒュー・マセケラ、ニーナ・シモン ほか
北米公開/2021年7月2日(劇場・Hulu同時公開)
日本公開/2021年8月27日(金)公開
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
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