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2021.08.12 8:00

加賀まりこ&塚地武雅『梅切らぬバカ』11月12日公開決定!ポスター&場面写真6点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

加賀まりこと塚地武雅が親子役で初共演を果たした映画『梅切らぬバカ』が11月12日(金)に公開されることが決定!ポスタービジュアルと場面写真6点が解禁されました。

母親と自閉症を抱える息子が社会の中で生きていく様を温かく誠実に描く本作。愛情と包容力にあふれる母親・珠子を演じるのは、54年ぶりに主演を務める加賀まりこ。軽口を叩きながらも、小柄な身体で大きな息子の世話をする姿はとてもチャーミング。だからこそ、やがて訪れる“息子が1人で生きる未来”を案ずる横顔が、より一層切なく観る者の胸に迫ります。

息子・忠男役には、『間宮兄弟』で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『おちょやん』など、俳優としても活躍中のドランクドラゴンの塚地武雅。さらに、珠子たちの家の隣に引っ越してきた里村夫婦を、渡辺いっけいと森口瑤子が演じ、珠子と交流を深めていく里村家の息子・草太を、ドラマ『浦安鉄筋家族』の小鉄役が記憶に新しい斎藤汰鷹が好演。地域コミュニティとの不和や偏見といった問題を取り入れながらも、揺るぎない親子の絆と、他者との触れ合いを描き出します。

珠子が息子の爪を切っている写真では、眼鏡をかけ丁寧に爪を切ろうとする珠子をよそに、忠男は上を向いてどこ吹く風。親子の微笑ましい生活が垣間見えるワンシーンです。

隣に越してきた里村家とともに囲む食卓のシーンでは、ビールをすすめられた忠男が愛用のマグカップを差し出し、珠子も優しく微笑みかけており賑やかな様子。

一方、珠子が梅の木を見上げ思いにふける一幕も。自閉症を抱える息子が、1人で生きていく自分なき未来を案じている心情が伺えます。そんな珠子が忠男の胸に頭を寄せ、親子の絆を感じさせる場面も切り取られています。

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『梅切らぬバカ』

山田珠子は、息子・忠男と二人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの入居案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ある晩ホームを抜け出してしまう。そして、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが……。

出演/加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子、斎藤汰鷹、林家正蔵、高島礼子
監督・脚本/和島香太郎
文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」長編映画の実地研修完成作品

日本公開/2021年11月12日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
配給/ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト