ドクター・ストレンジこそが、MCUに平行世界の概念をもたらす?!
- Hideo Masukawa
2017 年1月27日に映画『ドクター・ストレンジ』がついに公開されます!元々、公開日は2016年12月10日と設定されていたので、日本での公開の延期に、かなり意気消沈してしまったのですが、米国での公開(11月4日)も迫って来て、またまた気分も盛り上がってきました!
マーベル作品は今まですべて鑑賞してきた私なのですが『ドクター・ストレンジ』の映画化が発表された時は、マーベルといっても原作のコミックにはあまり明るくない私は、正直「ドクター・ストレンジって誰?!」という反応でした。原作を読んだり、色々情報を調べていくと、この新しいキャラクターのとてつもない魅力にどんどんハマっていきました。
マーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCUで今まで登場してきたヒーローたちは皆、肉弾戦で戦ったり、ビームの撃ち合いをしたり、小さくなったり大きくなったりと分かりやすいアクションをやりあうヒーローたちが主人公でした。対してこのドクター・ストレンジが持っている能力は魔術です。MCUで登場するスカーレット・ウィッチの超能力とはまた違うタイプの力。
MCUに初めて魔術とおいう特殊能力をもつヒーローが参入するということで、まったく違った毛色の作品になるのだろうなと期待してティーザーを観ましたが、案の定。
MCUには作品ごとに色がありそれぞれが独特のカラーを持っているのですが、この『ドクター・ストレンジ』が持つカラーはティーザーを見る限りかなり独特なものになるのは間違いなさそうです。
まず、まるで映画『インセプション』のような世界の歪み方、最高です。不思議としか言いようがない世界の描写に映像的な迫力が満点で、劇場で鑑賞した時の興奮材料になりそうですね。そして、世界を歪ませることが出来てしまうという設定が、どうなっているのか。ドクター・ストレンジの能力がどれほどのものなのか、気になるところです。原作では、ほぼ望んだことすべてが出来てしまういわゆるチート能力の持ち主で、その気になれば世界も変えてしまう。この能力の強さ故に今後MCUにドクター・ストレンジが参戦した場合、他のキャラクターとのパワー・バランスがどうなっていくのでしょうか。
この映画の監督スコット・デリクソンは「『ドクター・ストレンジ』がMCUに平行世界の概念をもたらす」と言ったとのこと。ということは原作のマーベル・コミックでは常識となっているパラレルワールドがスクリーン上でも繰り広げられるということなのでしょうか?もしそうなると海外コミックでは当たり前になっている様々なヴァージョンのヒーローたちが映画で観れることになります。原作では有名なゾンビになってしまったヒーロー達が主役の映画、スパイダーマンがヴィランになってグリーン・ゴブリンがヒーローになっている映画が製作されてもおかしくないことになります。そう考えると今回の 『ドクター・ストレンジ』のMCU参戦は今後のMCUにとって非常に大きなターニングポイントになるはず。見逃せませんね!