『21ブリッジ』監督がチャドウィック・ボーズマンとの仕事を振り返るインタビューコメントが到着
- Fan's Voice Staff
チャドウィック・ボーズマン最後の劇場公開主演&プロデュース作品『21ブリッジ』のブライアン・カーク監督が、過酷だった夜間撮影とボーズマンとの仕事を振り返るインタビューコメントが到着しました。
『21ブリッジ』は一夜に起こった出来事を描くため、全てのシーンが夜間での撮影で進められました。ブライアン・カーク監督は「身体は8週間の夜間撮影によって相当な影響を受けています。多くの人にとってこんな撮影は初めての経験でした」と振り返り、「チャドウィックは、『この撮影経験が、とても興味深くリアルな感じでうまく映画に表れている』と言っていました。身体的疲労を感じることによって、彼は実際の警察官と同じ体験をすることができたのです。特に殺人事件なんかが発生すると、実際、警察は3、4日間ぐらい昼夜問わず捜査しなければならないし、寝ることもままならないですからね」
本作の成り立ちについては、「今回、我々には素晴らしい作品作りの要素がたくさん揃っていました。まず、元々のコンセプトの明確さとその力。次に、映画業界の中でも、突出して大きな成功を収めたルッソ兄弟が製作として参加したこと。そして3つ目は、旬な映画スターであるチャドウィックをキャスティングできたこと」と解説。「彼が素晴らしい俳優であることは周知の通りですが、『ブラックパンサー』に出演したことで彼の格が一気に上がりました。既に映画スターとして世界的アイコンとなったチャドウィックですが、まだまだ俳優として多くの可能性を秘めています。なので、本作へ出演することで、『ブラックパンサー』以来の素晴らしい役になるきっかけを与えられたら、と思ったのです」とボーズマンへの期待を説明。
続けて「彼が主役兼プロデューサーとして『21ブリッジ』に参加することが決定し、いざストーリーについて話す機会が訪れたとき、僕は彼に『これは物語の“探究”だけど、僕が求める物語の方向性に伴って変化する登場人物の“探究”でもあるんだ。僕は、役者として君が自由に表現でき、自己探索できるきっかけを与えられるような選択をしたい』と伝えました。そして、彼は最大限の力を注いでくれたのです。実際LA市警やNY市警両方の役柄についてリサーチした際、チャドウィックの経験値に頼った部分が大きかった」と語る通り、ボーズマンは監督の期待を超える見事な演技を披露し、俳優として、プロデューサーとしての新たな到達点を見せた作品となりました。
==
『21ブリッジ』(原題:21 Bridges)
ニューヨーク市警の殺人課に所属するアンドレ・デイビス刑事(チャドウィック・ボーズマン)は、警官だった亡き父親への想いを胸に忙しい日々を過ごしていた。そんな折、真夜中に大量のコカインを奪って逃げた犯人2人組が、警察官8人を殺害する凶悪事件が発生。マッケナ署長(J・K・シモンズ)の指令により、アンドレは麻薬取締班のフランキー刑事(シエナ・ミラー)と組んで捜査を開始。そしてマンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖し、追い詰める作戦に出た。夜明けまでには犯人の居場所を突き止め、逮捕しなければならない。だがアンドレは追跡を進めるうち、表向きの事件とはまったく別の陰謀があることを悟る。果たしてその真実とは──?
監督/ブライアン・カーク
脚本/アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作/ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ、チャドウィック・ボーズマン
出演/チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給/ショウゲート
2019/中国・アメリカ/99分
日本公開/2021年4月9日(金)より全国ロードショー
公式サイト
©2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.