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2021.02.17 12:00

マシュー・マコノヒー主演『ビーチ・バム まじめに不真面目』4月30日公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

マシュー・マコノヒーが破天荒な放蕩詩人を演じる『ザ・ビーチ・バム』(原題)が、邦題を『ビーチ・バム まじめに不真面目』に決定!4月30日(金)よりキノシネマみなとみらい・立川・天神の3館で公開される運びとなり、日本版ポスターが解禁されました。

かつては天才詩人ともてはやされた主人公・ムーンドッグ(マシュー・マコノヒー)は今や酒と女に溺れ、才能をムダにしたホームレスという設定。ある事件をきっかけにムーンドッグは無一文となり、クレイジーな仲間達(スヌープ・ドッグ、ザック・エフロン、マーティン・ローレンス、ジミー・バフェットら)に時に頼りながら、新たな詩を書くための旅に出ます──。

従来のロードムービーとは大きく異なるのは、主人公が旅に出ても“ぜんぜん成長しない”、“一度も反省しない”という点。周囲からはバカ者扱いされる主人公の本音は、「人は皆、自分の内面を見つめる余裕がなくなってしまう。人生は山あり谷あり。俺はどんな時も自分に素直に、人生を楽しみたいだけ」というもの。

副題の「まじめに不真面目」は、37年来の仲であるイラストレーターのみうらじゅんと映画評論家の町山智浩による、1時間あまりに渡る弾丸トークをもとに決まったもの。映画を鑑賞した二人は、主人公ムーンドッグは根が真面目で、実は細かいことを気にしてしまう性格だから、照れ隠しでふざけたキャラクターを演じていると指摘し、「実はまじめに不真面目を貫くって大変なんだよね」と意見が一致し、この邦題が生まれたとのこと。

別の邦題候補として、みうらは、主人公が詩人(ポエマー)でありヒッピーでもある事から、ポエマーとヒッピーを掛け合わせた造語“ポエッピー”を編み出し、『ハッピー・ヒッピー・ポエッピー』という案を。町山は、この浮世離れした主人公を一言で表し『渚の解脱マン』と名付けました。二人の邦題が入った2種のチラシは、映画館のチラシラックに設置される予定です。

監督・脚本は、若干19歳で脚本を執筆したラリー・クラーク監督作『KIDS/キッズ』(95年)、初監督作『ガンモ』(97年)にてセンセーショナルなデビューを飾り、「アンファン・テリブル(恐るべき子供)」「ゴダール以来の映画の革命児」と称されたハーモニー・コリン。その後も映画は数年に一本と寡作ながら、小説や詩、絵画、写真などアート全般にわたって創作を発表しながら、近年はグッチのCMシリーズの監督や、リアーナやビリー・アイリッシュ等のMVや写真のディレクターも務めています。前作『スプリング・ブレイカーズ』撮影後、アメリカの南端フロリダ州マイアミに移住したコリンが、「とにかく笑える、めでたいヒーローを中心とした、気持ちよく揺れるヨットのような」作品の構想を思い立ち、7年ぶりの長編を完成させました。

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『ザ・ビーチ・バム』(原題:The Beach Bum)

監督・脚本/ハーモニー・コリン
撮影/ブノワ・デビエ
美術/エリオット・ホステッター
編集/ダグラス・クライス
衣装/ハイディ・ビヴェンス
音楽/ジョン・デブニー
出演/マシュー・マコノヒー、スヌープ・ドッグ、アイラ・フィッシャー、ステファニア・オーウェン、ザック・エフロン、ジョナ・ヒル、マーティン・ローレンス、ジミー・バフェット
2019年/アメリカ/95分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:平井かおり

日本公開/2021年4月30日(金)より、キノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国順次公開!
提供/木下グループ
配給/キノシネマ
公式サイト
Photos Courtesy of NEON and VICE