越川道夫監督『「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3』2021年5月15日公開決定!
- Fan's Voice Staff
『アレノ』『海辺の生と死』『二十六夜待ち』など、男女の情愛を描き続けてきた越川道夫監督の最新作『「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3』が、5月15日(土)より公開されることが決定!ポスタービジュアルと場面写真が解禁されました。
『アレノ』で監督デビュー以降、男女の情愛を描き続けてきた越川道夫。2019年公開の『愛の小さな歴史』、2020年公開の『あざみさんのこと』からなる「誰でもない恋人たちの風景」シリーズを、時にすれ違い、時に惹かれあう恋人たちを優しい目線で描いてきました。同シリーズの最新作“vol.3”となる本作では、交錯する夫婦の願いや実情を美しくも儚げに映し出します。
左半身に麻痺を抱える夫と生活するため、ファミレスでの深夜勤務で生活を支える妻のサキを演じたのは、城定秀夫監督作『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』で鮮烈な初主演を飾った行平あい佳。奴隷シリーズ以降も『タイトル、拒絶』やNHK連続テレビ小説「スカーレット」への出演など着実にキャリアを重ねてきた彼女が、夫との関係に悩み彼を第一に考えながらも、優しい同僚のユキオ(春風亭㐂いち)に惹かれてしまうヒロインの役で新境地に挑みます。
夫・スギちゃん役には、自身も左半身に麻痺を抱えながら舞台「を待ちながら」(作・山下澄人、演出・飴屋放水)などで俳優として活動する荻田忠利。サキに思いを寄せるユキオを新進気鋭の落語家、春風亭㐂いちが演じるほか、個性派バイプレイヤーの後藤ユウミ、ムーンライダーズの鈴木博文、監督が最も信頼を寄せる俳優のひとりである鈴木晋介などが脇を固めています。
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『「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3』
サキは画家のスギちゃんの妻。スギちゃんは数年前に倒れて左半身が動かなくなり、すっかり絵を描かなくなってしまっていた。深夜のファミレスで働き生活を支えるサキは、彼にまた絵を描いてほしいと思っていた。道端の石ころや草花ばかり描いてたスギちゃん。そんな彼がサキのヌードを描きたいと言った時、彼女は本当に嬉しかったのだ。「また、わたしの絵を描いてくれるなら脱いでもいいよ」。しかし、スギちゃんは、サキに依存しなければ生きられない自分に苛立ちを感じていた。すれ違う身体と心。愛し合うことさえままならず、ふたりの間に大きな亀裂が生まれた日、サキはファミレスの同僚ユキオと結ばれる。そして、スギちゃんはサキと別れる事を決意するのだった。
出演/行平あい佳、荻田忠利、春風亭㐂いち、後藤ユウミ、鈴木博文、鈴木晋介
脚本・監督/越川道夫
製作/村上潔
プロデューサー/山口幸彦
音楽/宇波拓
撮影監督/武井俊幸
製作/キングレコード株式会社
制作/スローラーナー
2021年/120分/日本/カラー/1:1.85/5.1ch/DCP
日本公開/2021年5月15日(土)より K’s cinemaにて 2週間限定ロードショー
配給/キングレコード株式会社
公式サイト
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