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2021.01.13 18:00

ルカ・グァダニーノ監督『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』2021年2月18日配信決定!

  • Fan's Voice Staff

『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督のテレビドラマデビュー作『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』が、2021年2月18日(木)よりAmazon Prime Videoチャンネル‎「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて独占日本初配信されることが決定しました。

グァダニーノ自らが監督、脚本、製作総指揮を務めた本作は、アイデンティティの探求やジェンダー、人間関係、家族など、身近で、しかし胸を締め付けられるようなテーマをイタリアの夢のような景色とともに痛烈に描いた青春ドラマ。手書き風のタイポグラフィ、スローモーションやPOVなど挑戦的なシーンも多数あり、監督のこれまでの作家性が凝縮されたような一作です。

物語の主人公は14歳の少年・フレイザー。軍人の母、そして母の妻とニューヨークからイタリアの米軍基地へやってきたフレイザーは、新しい環境になじもうという気力があまりありません。そんな中、隣に住む同年代の少女・ケイトリンと出会い、次第に友情を育んでいきますが──。ふたりの少年少女を中心に、それぞれのキャラクターが自分が本当は何者なのかを明らかにすることの複雑さに悩み、模索する姿が丁寧に描かれます。

フレイザー役には、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や『シャザム!』などの話題作で活躍が続くジャック・ディラン・グレイザーがオーディションを経て抜擢。子役の印象が強い彼も17歳を迎え、これまでとは違った大人と子どもの中間で揺れ動く10代を見事に演じています。もうひとりの中心人物・ケイトリン役には、イタリア出身の新人ジョーダン・クリスティン・シモンが挑戦。若干17歳のふたりの瑞々しい演技が光ります。

フレイザーの母親役には、『KIDS/キッズ』でセンセーショナルなデビューを果たし、90年代のユースカルチャーのアイコンとしても知られ、最近では『デッド・ドント・ダイ』での活躍が記憶に新しいクロエ・セヴィニー、ケイトリンの父親役には、ラッパーや音楽プロデューサーとして有名なキッド・カディ。さらに、マーティン・スコセッシの娘で俳優のフランチェスカ・スコセッシが、主人公たちの同級生として登場し歌声を披露するなど、魅力的なキャストたちが勢揃いしています。

またオリジナルスコアを、イギリス・ロンドン出身のアーティスト、デヴ・ハインズことブラッド・オレンジが担当。リズミカルで切ない曲調でキャラクターの心の動きを美しく彩るほか、ジョン・アダムズ、デヴィッド・ボウイ、プリンス、ケンドリック・ラマーなど、様々なアーティストの曲を作中で採用。『WAVES/ウェイブス』を彷彿とさせるような音楽性の高さにも注目です。

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『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』(全8話)

脚本・監督・製作総指揮/ルカ・グァダニーノ
出演/ジャック・ディラン・グレイザー、ジョーダン・クリスティン・シモン、クロエ・セヴィニーほか

配信/Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
【字幕版】 2021年2月18日(木)より毎週木曜更新
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