※募集終了【10月16日開催】映画『おもかげ』公開記念〈短編映画上映会〉 参加者募集
- Fan's Voice Staff
スペインの新鋭ロドリゴ・ソロゴイェン監督による映画『おもかげ』が10月23日(金)に日本公開されます。
2019年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に選出された『おもかげ』は、幼い息子を失った一人の女性の希望と再生の旅路を描く感動作です。
主人公エレナを演じたマルタ・ニエトは、ヴェネチアでオリゾンティ部門女優賞を受賞したほか、スペインで4つの主演女優賞を獲得。止まった時間を深い失意とともに生きてきた一人の女性の、繊細さと迫真さが共存するニエトの圧倒的な演技は、本作の見どころの一つです。また、そのミステリアスな展開から、「結末を予想できない。分からないことが幾重にも重なる不可解さに震えてしまう」(Variety)、「全編を通じて感情のリズムが、不安定かつ力強く、絶えず押したり引いたりを繰り返す。そのコントロールが秀逸」(Screen International)など、メジャー映画誌がこぞって絶賛したことでも話題となりました。
『おもかげ』の出発点となったのは、ソロゴイェン監督が2017年に製作した15分の短編映画『Madre』。第91回アカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされたほか、世界各国の映画祭で50以上の賞を受賞した傑作短編ですが、『おもかげ』では、緊迫感あふれるワンシーンのこの短編を、大胆にも作品のオープニングに採用し、息子を失った女性エレナの〈その先〉の物語を描き出しています。
短編から長編作品へ、見事に作品を昇華させた『おもかげ』の日本公開を記念し、10月16日(金)に都内で〈短編映画上映会〉をFan’s Voiceで開催します。『Madre』を筆頭に、短編で種を撒き、長編で華を咲かせた3本の傑作短編を集めました。劇場で鑑賞できる貴重な機会となります。
上映予定作品
①『Madre』(2017年/ロドリゴ・ソロゴイェン監督/19分)※日本初上映
マドリードの自宅にいる主人公エレナのもとに、旅行先の6歳の息子イバンから電話がかかってくる。「パパがいなくなった」「まわりには誰もいない」という声を震わす。電話口のエレナの部屋で展開するワンカットの19分。世界が驚愕した緊迫のサスペンス。
②『SKIN』(2019年アカデミー賞短編映画賞受賞/ガイ・ナティーヴ監督/21分)
ガイ・ナティーヴ監督が⻑編映画『SKIN/スキン』の出資を募る意味で、全額自己資金で製作した短編映画。短編と⻑編はストーリーやキャラクターはリンクしていないが、今現在につながるアメリカが抱える人種差別問題という同じテーマを扱っている。白人と黒人の人種問題を子供の視点を織り交ぜながら強烈な描写と驚愕の展開で観客に問うた短編は、見事2019年アカデミー賞・短編実写映画賞を受賞した。
③『ランデヴー』(1976年/クロード・ルルーシュ監督/9分)
フランスの名匠クロード・ルルーシュが1976年に手がけた短編ドキュメンタリー。早朝のパリの街を1台のフェラーリが豪快なエンジン音をうならせながら走る姿を疾走感あふれる映像で捉え、凱旋門やコンコルド広場、オペラ座など、パリの名所が車窓に流れていく。今年公開されたルルーシュ監督の最新作『男と女 人生最良の日々』でもそのシーンを体感できる。
④『ATEOTD』(2020年/齊藤工監督/25分)
2020年8月末、安藤裕子の4年半ぶりの新アルバム「Barometz」収録曲の最新ミュージックビデオ「一日の終わりに」を齊藤工が監督し話題となった7分半のMVから、25分のショートフィルムとしてあらたに誕生した『ATEOTD』は、安藤裕子による楽曲と絵から放たれる唯一無二の世界観と齊藤工のイマジネーションの交点といえる物語。100年に一度の疫病が蔓延する終末世界を舞台に、家族も失い天涯孤独の身でただ一日一日を生きる男女を演じるのは、話題作に次々と出演中の実力派俳優・門脇麦と宮沢氷魚。自身もまた疫病に蝕まれてゆく運命を背負いながらも、一日の終わり(At The End Of The Day)に「あの人を想う」儚い夢に希望を見出す孤独な若者たちの姿が繊細に表現されている。
なお今回の上映に際し、齊藤工よりメッセージが到着しています。「震える程に素晴らしい世界の短編映画と共に、コロナ禍の自粛期間を描いた自作『ATEOTD』を上映して頂けるこの機会に心から感謝します。短編集ならではの、世界旅行並びに、短くも奥深い映画のエスプレッソを味わって頂けたら幸いです」
本上映会に参加ご希望の方は次の通りご応募ください。応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承ください。
【応募方法】
次の3ステップを完了してください。
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③下記応募フォームへ必要事項を記入・送信
【応募締切】
第一次締切:2020年10月4日(日)23時59分
第二次締切:2020年10月8日(木)23時59分
第三次締切:2020年10月12日(月)23時59分
※各締切後に、募集人数を締切回数に応じて配分した人数を当選数とした抽選を行います。先の抽選で落選された方は、以降の抽選でも対象とさせていただきますので、複数回のご応募は不要です。
映画『おもかげ』公開記念〈短編映画上映会〉
日時:2020年10月16日(金)20:30受付開始/21:15開映/22:59終演予定
会場:シネスイッチ銀座
会場住所:東京都中央区銀座4-4-5
募集人数:50組100名
※上映の合間にゲストによるトークを実施予定
※上映時間:計73分
※映画『おもかげ』本編の上映はありません
【新型コロナウイルス感染予防対策について】
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【ご注意事項】
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『おもかげ』(原題:Madre)
我が子をなくした失意から立ち直り、 人を赦すことで新たな一歩を踏み出そうとする 一人の女性の希望と再生の旅
エレナは離婚した元夫と旅行中の6歳の息子から「パパが戻ってこない」という電話を受ける。ひと気のないフランスの海辺から掛かってきた電話が、息子の声を聞いた最後だった。10年後、エレナはその海辺のレストランで働いていた。ある日、息子の面影を宿したフランス人の少年ジャンと出会う。エレナを慕うジャンは彼女の元を頻繁に訪れるようになるが、そんな2人の関係は、周囲に混乱と戸惑いをもたらしていった──。これは、暗闇から光へ、死から生へ、罪悪感から赦しへ、そして恐怖から愛へと少しずつ歩み始める、一人の女性の再生の物語。
監督・脚本/ロドリゴ・ソロゴイェン
共同脚本/イサベル・ペーニャ
撮影/アレックス・デ・パブロ
製作/マリア・デル・プイ・アルバラド
出演/マルタ・ニエト、ジュール・ポリエ、アレックス・ブレンデミュール、アンヌ・コンシニ、フレデリック・ピエロ
2019年/スペイン、フランス/カラー/シネマスコープ/129分/5.1ch/スペイン語、フランス語/字幕翻訳:柏野文映、手塚雅美
日本公開/2020年10月23日(金)、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー
配給/ハピネット
配給協力/コピアポア・フィルム
協賛/スペイン大使館
後援/インスティトゥト・セルバンテス東京
公式サイト
©Manolo Pavón
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『ATEOTD』
原案・脚本・監督/齊藤工
出演/門脇麦、宮沢氷魚、
音楽・絵/安藤裕子
2020年/日本/ステレオ/モノクロ・カラー/25分
日本公開/2020年9月25日(金)より、イオンシネマほか 全国公開
配給/イオンエンターテイメント
公式サイト
© 『ATEOTD』製作委員会 『ATEOTD』