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2020.06.26 18:00

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』ティモシー・シャラメがこじらせモードに入った本編シーン映像が解禁

  • Fan's Voice Staff

ウディ・アレン監督最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』より、ティモシー・シャラメがバーでくだを巻く本編シーン映像が到着しました。

文化人気取りの母親を持つ裕福な家庭に生まれ、両親からの過大な期待を背負って育ったギャツビー(ティモシー・シャラメ)。親に反発するようにギャンブルにつぎこみ、お金にも執着するそぶりもみせません。ラルフローレンの定番ジャケットに身を包み、懐古主義でポーカーに勤しむ姿は、ファッションも性格も『アニー・ホール』のウディ・アレンをどこか彷彿とさせます。そんなギャツビーがアイデンティティに苦悩し、ウディ・アレンお得意の早口でまくしたてるような台詞がみられるのは、本作の見どころ。

久しぶりのニューヨークを散歩しながら「ニューヨークは他のどの街とも違う。不安と敵対心と被害妄想をかきたてる。世界中どこにもない痛快な街だ」とさながら評論家じみた発言をしたり、セレーナ・ゴメス演じるチャンとのメトロポリタン美術館デートでは、将来の夢をたずねられると、「もがいてる。自分が何になりたいのか分からない」と何者でもなく葛藤している姿をみせます。

久しぶりの母親との再会では「“ふさわしさ”を求める人生。ふさわしい友達、ふさわしい学校、ふさわしい女性。ママが判断を下す。違う、僕のことを見て欲しいだけだ」とちょっぴりマザコン気質で承認欲求にもがく様子も。ウディ・アレン監督あるあるの名言(迷言?)を、今をときめくティモシー・シャラメが猫背ぎみで呟く姿は、とても貴重です。

解禁された映像では、ギャツビーお気に入りのカーライル・ホテルのバーでこじらせモードに入っているシーンが切り取られています。アシュレー(エル・ファニング)から約束を後回しにされ、連絡がなく心配していたところ、テレビでアシュレーがプレイボーイで知られる人気俳優フランシスコ・ヴェガ(ディエゴ・ルナ)の“新しい恋人”というスクープを目にしてしまうギャツビー。ヤケになり「リアルな“今”を演じられないロクでもない役者だ」「気取ったジェスチャーと宣伝臭のするリベラル発言。地球温暖化に抗議して焼身自殺すりゃいい」とヴェガをディスり、続けて「あんな男が好みか」と思わず、心の声まで漏らしてしまいます……。すると、近くの席に座っていた女性と思わず目が合い──!この後の展開が気になる映像となっています。

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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(原題:A Rainy Day in New York)

大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で、有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをする機会に恵まれたこと。生粋のニューヨーカーのギャツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡るためのプランを詰め込むが、2人の計画は晴れた日の夕立のように瞬く間に狂い始め、思いもしなかった出来事がつぎつぎと起こるのだった……。 現代を代表するアイコニックな俳優たちが集結し、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のキュートなロマンチック・コメディ!

監督・脚本/ウディ・アレン
出演/ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
2019年/アメリカ/英語/92分/ユニビジウム/カラー/5.1ch/日本語字幕:古田由紀子

日本公開/2020年7月3日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
提供/バップ、シネマライズ、ロングライド
配給/ロングライド
公式サイト
©︎2019 Gravier Productions, Inc.
Photography by Jessica Miglio ©︎2019 Gravier Productions, Inc.