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2020.06.25 19:00

『この世の果て、数多の終焉』日本版予告編&場面写真4点が解禁

  • Fan's Voice Staff

第二次世界大戦末期、フランス領インドシナの凄惨な戦場のリアルを描いた戦争ドラマ『この世の果て、数多の終焉』の日本版予告編と場面写真4点が解禁されました。

1945年3月9日、第二次世界大戦末期のフランス領インドシナ。ベトナム人民は、フランス軍と日本軍に二重支配されていました。それまでフランスと協力関係を結んでいた日本軍は明号作戦と名付けたクーデターを起こし、フランス軍を一斉に攻撃。たった一人、一命を取り留め、惨たらしい死体の山から這いずり出た若きフラン人兵士ロベール・タッセン(ギャスパー・ウリエル)は、森をさまよって意識を失ったところを地元の農民に救われます。

部隊に復帰したロベールの目的はただひとつ、兄を虐殺したヴォー・ビン中尉への復讐を果たすこと。ヴォー・ビンはベトナム解放を求めるホー・チ・ミンの補佐官で、日本軍の蛮行も見て見ぬふりをしました。ところが、険しい密林でのゲリラとの戦いは苛烈を極め、憎きヴォー・ビンの居場所は一向につかめません。悪夢のような日々のなか、マイというベトナム人の娼婦に心惹かれるロベールでしたが、復讐の怨念に駆られる彼はもはや後戻りできません。やがて軍規に背く危うい行動を繰り返し、理性を失ったロベールは、さらなるジャングルの奥地に身を投じていくのでした──。

「最も感情的で脳裏にこびりつく戦争映画」(Screen)、「フランス兵の孤独な戦いと精神の腐敗。残酷で魅惑的」(Variety)と評された本作が、ひとりの若きフランス人兵士の壮絶なる肉体と魂の彷徨を通してあぶり出すのは、まさしくこの世の地獄というべき戦場の生々しい現実。透徹したリアリズムにほのかな幻想性が入り混じった映像世界、観客に想像と解釈の余地を広げた独特のストーリーテリングも実に刺激的。心身共にずたずたに傷ついた主人公の“行き着く果て”とは……。多くの日本人にとって知られざる、衝撃的な歴史の闇をえぐり出した戦争ドラマです。

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『この世の果て、数多の終焉』(英題:To the Ends of the World)

2018年/フランス/仏語・ベトナム語/カラー/SCOPE/5.1ch/103分/原題:Les confins du monde/日本語字幕:手束紀子/R18+

日本公開/2020年8月15日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次公開
配給/キノフィルムズ・木下グループ
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