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2020.02.12 18:00

A24最新作『WAVES/ウェイブス』日本版予告編&ポスタービジュアルが解禁

  • Fan's Voice Staff

注目の気鋭スタジオA24の最新作『WAVES/ウェイブス』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

ある夜を境に、幸せな日常を失った兄と妹。傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語。スクリーンいっぱいに躍動するサウンド、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワーク、登場人物の心情を疑似体験するストーリーテリングは、いまだかつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせます。誰もが体験する青春の挫折、恋人との出会いと別れ、親子の確執、家族の絆、そしてすべての傷を癒す愛といったさまざまなテーマを、実験的かつ現代的な手法で鮮烈に描きます。

主役とも呼べるのは、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける31の名曲。トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作されました。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝えます。

予告編では、幸せな家族がある夜を境にバラバラになっていく様子が映し出されており、傷ついた少女が、優しさと愛情に触れることで立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでがエモーショナルに描かれます。さらにカリスマ的な人気を誇る天才的アーティスト、フランク・オーシャンの「Godspeed」が物語に息吹を与え、映画の世界観を伝えています。

主人公の一人であるタイラーとその彼女が海で抱き合うショットが描かれたビジュアルに添えられた「愛が、再び押し寄せる」というコピーは、“人生には絶え間なく押し寄せる喜びと悲しみがあるが、どんなに深い傷もいつか希望という波が洗い流してくれる”というタイトル『WAVES/ウェイブス』に繋がるメッセージとなっています。

『WAVES/ウェイブス』は昨年のトロント国際映画祭で上映され、『パラサイト』や『ジョジョ・ラビット』などアカデミー賞を争う注目作が集まる中、同映画祭始まって以来最長のスタンディングオベーションを浴び、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と一躍話題となりました。

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『WAVES/ウェイブス』(原題:Waves)

傷ついた今日も、癒えない傷も、愛の波が洗い流す──
高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手。美しい恋人アレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。そんなある日、不運にも肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられる。そして追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。徐々に狂い始めた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こる。
一年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れ、次第に心を開くエミリー。やがて二人は恋に落ちるが、ルークも同じように心に大きな傷を抱えていた。そして二人はお互いの未来のためにある行動に出る…。

監督・脚本/トレイ・エドワード・シュルツ
出演/ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー
作曲/トレント・レズナー&アッティカス・ロス
2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12

日本公開/2020年4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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