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2019.02.22 8:00

フェリシティ・ジョーンズ主演『ビリーブ 未来への大逆転』日本版予告映像が公開

  • Fan's Voice Staff

1970年代アメリカ、史上初の〈男女平等〉裁判に挑んだ女性弁護士の半生と裁判の行方を描く、フェリシティ・ジョーンズ主演作『ビリーブ 未来への大逆転』の日本版予告映像が公開されました。

主人公・ルースのモデルとなったのは、1993年にアメリカ史上二人目となる女性最高裁判事に任命されて以来、85歳の今なお現役で活躍中のルース・ギンズバーグ。アメリカでは“RBG”の愛称で親しまれ、正義と平等のために闘うスーパーヒーローのような存在として敬愛され、Tシャツやマグカップなど、彼女がデザインされたグッズが街中で売られるなど、アイコン化されている著名人です。

本作で描かれるのは、そんな彼女の若かりし弁護士時代の物語。

時は1970年代、アメリカ。女性は自らの職を選べず、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代。そんな中、女性弁護士ルース・ギンズバーグが起こしたのが、今の社会の礎を築くこととなる世紀の〈男女平等〉裁判。わずか50年前、たった一人の女性が挑んだこの裁判で時代が大きく変わることに。彼女は、法の専門家たちに〈100%負ける〉と断言された裁判で、驚きの〈大逆転〉を成し遂げる──!

映像では、「ギンズバーグはガンだ」「くだらん思想をひねり潰せ」といった男性からの圧力に屈することなく、男女差別に立ち向かうパワフルな女性弁護士ルースの姿が映し出された一方で、夫・マーティンには料理が苦手と指摘されるなど、ルース・ギンズバークという一人の女性の、主婦として、妻として、そして母としての意外な一面も切り取られています。さらに、ルースが挑んだ、世界を変えた世紀の裁判の内容にも触れられており、彼女が戦ったのは、同じ女性の権利を主張するためではなく、母親の介護のため、介護補助の申請を却下された“男性の権利”を主張する裁判だったという事実も明らかに。

バックに流れるのは、2017年リリースのアルバム「レインボー」で全米初登場第1位を獲得した世界的シンガー・ソングライターであるケシャが熱狂する主題歌「Here Comes The Change」。ルースが起こした感動の大逆転劇を象徴するかのような、エモーショナルかつ力強い歌声が、観る者の心を揺さぶります。

ルースの若かりし弁護士時代を演じるのは、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で主演を務めた、フェリシティ・ジョーンズ。主婦であり、母でもあるルースの普通の女性としての一面と、決して諦めない不屈の精神を持った女性弁護士という役柄を熱演。

ルースの夫、マーティには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。彼女を信じ、支え続けた最高の旦那を好演しています。さらに、『ミザリー』のオスカー女優キャシー・ベイツも、ルースが協力を求める伝説の弁護士役として登場。『ディープ・インパクト』のミミ・レダー監督が、未来を信じ、今を変えようと立ち上がった女性の勇気溢れる姿を力強く描き出しました。

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『ビリーブ 未来への大逆転』(原題:On the Basis of Sex)

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。

監督/ミミ・レダー
出演/フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツ
主題歌/KESHA「Here Comes The Change」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
2018年/アメリカ

日本公開/2019年3月22日 TOHOシネマズ 日比谷他 全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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