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2019.02.20 15:00

敏腕プロデューサー ジェイソン・ブラムが『ハロウィン』を語るインタビュー映像到着

  • Fan's Voice Staff

1978年に全米を震撼させたホラー映画『ハロウィン』の続編となるシリーズ最新作『ハロウィン』のプロデューサー、ジェイソン・ブラムのインタビュー映像が公開されました。

ジェイソン・ブラムは、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、『パージ』や『スプリット』などを手掛け、『ゲット・アウト』をスマッシュヒットに導くなど、いまやホラーのみならず映画業界全体に旋風を巻き起こす制作会社ブラムハウス・プロダクションの敏腕プロデューサー。最近では、『ブラック・クランズマン』『ミスター・ガラス』といった注目作も手がけています。

本作の制作について、「1作目『ハロウィン』(78年)にインスパイアされているし、1作目の内容に沿ったものにしなくちゃいけない。でもただのコピーにならないようにするのと同時に、あまりにかけ離れたものにならないように。『ハロウィン』シリーズだと思える作品になるようにね。新しいものを生み出すことと、昔の作品に敬意を払うこと。制作スタッフがそのちょうど真ん中の方法をとったのは、完璧なやり方だ!」と語ります。

また、本作の主人公ローリー・ストロードについて、「ローリーにとってマイケル・マイヤーズは今なおずっと付きまとう恐怖でしかない。しかし娘や孫はその脅威に気付かないでいる。マイケルは長いこと収監されていて彼女たちがその恐怖に出会うことはなかったからね。でもストーリーが進んでいくと、ローリーが正しくて彼女たちが間違っていたとわかる」。

そんな主人公たちを脅かす存在、”ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズについては、「なんでマイケル・マイヤーズはあれほどまでに怖いのか。その理由は彼にはバックグラウンドがないからなんだ」と語るブラム。「観客は、行動に理由のある悪役には慣れているからね。『ハロウィン』は、ただ理由もなく邪悪な存在が初めて描かれた映画でもある。その新しい感覚は、観客にとってとても不快なんだ。マイケル・マイヤーズという存在が作られた理由はシンプルで、1作目の予算がそれほど多くなかったから。でもその結果、怖くて象徴的なキャラクターが生まれたんだ」とホラーのヒットメイカーならではの分析も。

『ハロウィン』は4月12日(金)全国公開。

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『ハロウィン』(原題:Halloween)

ジャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の真相を追っていた。殺人鬼の名前はマイケル・マイヤーズ。彼は40年間、一言も話すことなく動機や感情は一切不明。あまりの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と名付けた。事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロードにインタビューするも収穫はなかった。しかし、ローリーは再びマイケルが目の前に現れることを恐れ、いつ起きるか分からない非常事態に一人備えていたのだ。その予感は最悪の形で現実となる。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが脱走してしまう。娘のカレンはローリーの言うことを信じず、孫娘アリソンもパーティに出かけてしまっている。ローリーは再び街に解き放たれた“ブギーマン”と対峙することを決意。恐怖に満ちたハロウィンの夜が始まる──。

監督/デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本/ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン
製作/ジェイソン・ブラム 音楽:ジョン・カーペンター、コーディ・カーペンター
出演/ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ニック・キャッスルほか
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/106分

日本公開/2019年4月、全国公開
配給/パルコ
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS