『ナイトボーン -夜哭-』本編シーン映像&日本のファンに向けた監督コメント映像が解禁!
- Fan's Voice Staff
ファンタジア国際映画祭で作品賞と演技賞をW受賞した北欧チャイルドスリラー『ナイトボーン -夜哭-』の本編シーン映像と、ハンナ・ベルイホルム監督のオフィシャルインタビュー、日本のファンに向けたコメント映像が解禁されました。
子どもを望む新婚夫婦サーガとジョンは、理想の子育てを夢見て、サーガの故郷であるフィンランドの森深い田舎町へと移り住む。北欧神話の気配が今なお息づく、神秘的な森に抱かれながら結ばれた二人は、やがて待望の子どもを授かる。愛する夫と我が子との幸せな暮らし──サーガは、その未来を信じて疑わなかった。あの産声を聞くまでは。「この子は、“何かがおかしい”」。生まれた我が子に拭いきれない違和感を覚えるサーガ。不安は次第に恐怖へと姿を変え、やがて狂気へと暴走していき──。
到着した本編シーンは、サーガが我が子・クーラの異変を確信するきっかけとなる場面。堰を切ったように高らかな笑い声を上げるサーガの、その狂気じみた笑いは、ついに彼女が我が子の“ある真実”に辿り着いたことを予感させる、戦慄のワンシーンとなっています。
監督は、『ハッチング-孵化-』で、美しくもおぞましい世界観と独創的なストーリーテリングで世界的注目を集めたフィンランド出身のハンナ・ベルイホルム。
北米最大級のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」では作品賞であるシュバル・ノワール賞と演技賞(セイディ・ハーラ)を受賞。満員の会場で観客とともに作品を鑑賞したベルイホルム監督は、「自分が望んでいたところで、観客が息を飲んだり、ショックを受けたり、リアクションしてくれた。それが私にとって一番のご褒美でした」と喜びを語っています。
そんな本作の原点にあったのは、監督自身が母になったことだったといい、「子どもへの愛情がある一方で、激しい怒りや混乱もありました。そうした感情をどう表現し、どう語ればいいのか。それがこの物語の出発点でした」とし、さらに男女問わずさまざまな親たちから子育ての経験を聞き、その声を物語へと積み重ねていったそう。
赤ん坊をきっかけに少しずつすれ違っていくサーガとジョンについて、「この物語には本当の悪人はいません。ジョンの言っていることも、サーガの言っていることも、それぞれの立場では正しい。ただ、二人は違うものを見ている」と説明。「本当の気持ちを分かち合えないこと、そして相手の言葉に耳を傾けられないこと。この映画における本当のモンスターは、そのミスコミュニケーションなんです」と、本作に込めたもうひとつの恐怖を明かしました。
実際に、観客によって本作の受け止め方は大きく異なるといい、監督の知人夫婦が鑑賞した際には、精神科医である夫が「これは産後うつを見事に描いた映画だ」と分析したところ、妻が「違う!彼女は赤ちゃんのことをちゃんと分かっているのに、誰も彼女の話を聞かないことが問題なの!」と猛反論したそう。ベルイホルム監督は、この夫婦の正反対の反応を楽しそうに振り返り、「まさに、いろいろな視点から見られるように作った映画なんです」
ベルイホルム監督によれば、かつてフィンランドをはじめとする北欧では、シリアスなドラマこそが正統な映画とされ、ホラーなどのジャンル映画は公的な支援を得ることすら難しかったそう。ところが、ジャンル映画を育成する取り組みが広がったことで状況は大きく変化。「今の北欧ホラーは、どの作品にもユニークさとオリジナリティがある。それがとても魅力的」とその躍進を喜び、自身が好きな作品として『ぼくのエリ 200歳の少女』を挙げ、「“スマートなホラー映画”の流れを作った初期の作品のひとつだと思います」と語りました。
日本の観客に向けては、「親である方なら、親として、そして夫婦としての感情に深く入り込める作品です。親でなくても、“自分は人と少し違う”と感じたことがある人や、コミュニケーションの中で迷子になった経験がある人にも、きっと何かを感じてもらえると思います」とメッセージ。さらに「もちろんジャンル映画が好きな人、そして『ハリー・ポッター』のルパートを観たい人もぜひ!」と茶目っ気たっぷりに付け加えました。
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『ナイトボーン -夜哭-』(英題:Nightborn)
監督:ハンナ・ベルイホルム
出演:セイディ・ハーラ、ルパート・グリント
2026年/フィンランド、フランス、イギリス、リトアニア/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/4K/92分/字幕翻訳:稲田嵯裕里/R15+
日本公開:2026年8月28日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:NOROSHI、ギャガ
公式サイト
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