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2026.02.18 18:00

吉田恵輔監督『四月の余白』6月26日公開決定!特報&場面写真が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『ミッシング』『空白』の吉田恵輔監督最新作『四月の余白』が6月26日(金)より全国公開されることが決定し、特報映像と場面写真が解禁されました。

元半グレで元受刑者の過去を背負う西健吾(一ノ瀬ワタル)は、海の見える地方都市で全寮制更生施設「みらいの里」を運営している。実体験を糧に、道を踏み外しかけた子どもたちに体当たりで向き合うが、体罰も辞さない更生方針は教育関係者から批判されていた。ある時、中学教師の冬子(夏帆)から手に負えない生徒の海斗(上阪隼人)と、鑑別所帰りの悠について相談を受ける。激しい家庭内暴力に疲れた海斗の母(占部房子)も、息子を「みらいの里」に託すと決意するが、海斗は施設でも寮生とトラブルを起こして脱走。さらには傷害事件で逮捕されてしまい──。

吉田監督自身が多感な時期に出会った非行少年や彼らを取り巻くコミュニティをモデルに、人の痛みも常識も理解できない少年たちと、そんな子どもたちに本気でぶつかりながらも彼らに寄り添う大人の生々しいもがきを描いた本作。どうしようもない人間を、どうしようもなく愛する吉田監督の真骨頂となる、新境地的作品が誕生しました。

荒れる子どもたちに本気でぶつかりながらも笑顔を絶やさない主人公・西を演じるのは、角界の裏を描いたNetflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』で注目を集めた一ノ瀬ワタル。

周囲の大人たちを翻弄する中学3年生の海斗役には、吉田監督が抜擢した新星・上阪隼人。二人を引き合わせる中学教師の草野冬子役には、『海街diary』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』などで高く評価される夏帆。対話で解決する教育方針に限界を感じ、ブラックな職場環境で摩耗する教師像を繊細に体現します。

海斗の両親役には篠原篤と占部房子。同級生の不良仲間である悠役には、『茜色に焼かれる』や連続テレビ小説「虎に翼」の和田庵。「みらいの里」で心の傷を癒し、日常に戻ろうとする寮生役には、『未来』『時には懺悔を』など話題作への出演が続く山﨑七海や、『旅と日々』などで注目される髙田万作ら、将来を嘱望される若手が集結しました。

吉田恵輔監督

以下、コメントが到着しています。

一ノ瀬ワタル (主演・西健吾 役)
西健吾という過去に悪かった男が、現在では子ども達の更生施設を運営している所から物語がはじまります。
四月の余白のスタッフに小学校の先生をやられていた方がいて、その方は一旦教師を辞めて社会を学ぶ為にいろんな仕事をして経験を積んでると仰っていました。
確かに学校で学ぶ事って勉強だけじゃないし、西健吾みたいな人生を歩んできたからこそ子ども達に教えれる事ってあるんじゃないかなって思いました。
子ども達の為に体罰は必要なのか、何が子ども達にとっての幸せなのか。
人は更生できるのか。過去の罪は許されないのか。
この映画を観終わった後に、皆様の心に問う作品だと思います。
「四月の余白」ぜひ劇場でご覧ください。

夏帆(草野冬子 役)
初めての吉田組は、毎日とんでもないスピードでぐんぐん進んでいき、的確で無駄がないのに、遊び心のある吉田さんの演出に、ただただ圧倒されるばかりでした。
わたしは冬子という教師を演じています。人を指導することのむずかしさ、歯痒さ、そして罪を償うこととは?
許すこと、許せないこと、答えのない問いに精一杯向き合いながら演じさせていただきました。
一ノ瀬さん、そして上阪くんをはじめ、生徒役のみなさんと対峙した時間が、今もまだ強く記憶に残っています。ぜひ、劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。

上阪隼人(澤海斗 役)
作品への出演が決まったときは、大きな喜びと同時に身の引き締まる思いがありました。
常識にとらわれず、ユーモアと深い洞察をあわせ持つ吉田監督の現場は、常に和やかで笑いに満ちており、理解が難しい場面についても丁寧に向き合ってくださったことで、ある意味で「素の自分」で役を演じる事ができたと感じています。
その年頃にしか分からない親や社会への反発心、
何が彼(海斗)をあんなふうにさせてしまったのか、役と向き合う中で、僕自身も多くのことを考えさせられました。
この作品は自分自身の人生を大きく変える一本になると思います。初めての経験も多く、何が本当の正解かはまだ分かりませんが、この作品に僕は全力を注ぎました。
人生の中で吉田監督の作品に携わり、海斗として生きた時間は、僕にとって一生の宝物です。

吉田恵輔(監督・脚本)
この物語は私の実体験や、周りで起こったことをベースに書きました。
子どもの頃に育った地域は治安が悪く、不良からヤクザになる人が沢山いました。
私も誰かを傷つけたり、暴力を振るう事に罪悪感など考える事がなく、それが当たり前と思っている環境でした。
その環境でも仲間や、理解のある大人との出会いで少しずつ、まともになっていった気がします。
しかし、その成長過程で、飛び抜けて狂気に走る子どもが何人かいました。
皆が痛みの限度を知る中で、全く共感性などの理解がなく、仲間の中でも孤立していき、嘘をつき、弱い人間を徹底的に痛めつけ全てを奪う。
そういう子どもは、喧嘩が弱く、強いリーダーの陰に隠れて悪さをするタイプが多かった気がします。

当時の学校教育は、教師が生徒を叩いたり、力でねじ伏せていました。
そこで、ゲンコツの痛みを知って大人の階段を登る時代でした。
しかし、現在の教育では教師が生徒に手を挙げる事ことは、当然ダメで強く叱ることも、場合によってはクレームがくる状況です。

対話で理解させる。これが今の教育。
対話で何ともならない子供を見てきた自分としては、現在の教育で狂気に走る子供達を、どうやって導いたらいいのか疑問を持っています。
勿論、子供に手を上げることは推奨していません。
だとしたら、同じ目線で徹底的に向き合うしか道はないと思いますが、日本の教師は、あまりに時間がありません。
授業を終えても、課外を作り、テスト採点をして、部活の顧問もやらなくてはいけない。
給料だって高くなく、負担だけが多い職業となっています。
この映画が、教師の環境問題、理解を超えた子供との向き合い方を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

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『四月の余白』

監督・脚本:吉田恵輔
音楽:世武裕子
出演:一ノ瀬ワタル、夏帆、上阪隼人、篠原篤、占部房子、山﨑七海、和田庵、髙田万作、松木大輔、小沢まゆ、パトリック・ハーラン

日本公開:2026年6月26日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:アークエンタテインメント
©2025 N.R.E
※吉田恵輔の「吉」は”つちよし”が正式表記