『ブラックドッグ』エディ・ポンの新場面写真8点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリを受賞した映画『ブラックドッグ』の主演を務めたエディ・ポンの新場面写真8点が解禁されました。
2008年、北京オリンピック開催間際の中国。誤って人を殺めてしまった青年ラン(エディ・ポン)は刑期を終え、ゴビ砂漠の端にあるさびれた故郷に帰ってくる。人の流出が止まらず廃墟が目立つ街には、捨てられた犬たちが野犬化し、群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から地元のパトロール隊に誘われたランはある日、群れには入らず一匹で行動する黒い犬と出会う。頭が良く人に決して捕まらないその犬とランの間には、いつしか奇妙な絆が育まれていくのだった──。
寡黙で孤独の影に包まれながらも、どこか殺気が滲み出るラン役を演じたエディ・ポンは、その類まれなる役へのコミットメントと、驚異的なまでの役作りで知られており、香港で最高興行収入を記録した映画『激戦 ハート・オブ・ファイト』(13年)ではボクサー役に挑むために体脂肪率3%まで絞り込み、『ライズ・オブ・ザ・レジェンド 炎虎乱舞』(14年)では、カンフーの達人役を演じるために毎日10時間の武術訓練を積むなど、役作りの徹底ぶりを見せつけてきました。
そんなポンの出演作を目にしたグァン・フー監督は、ランになれるのはポンしかいないと思いオファーしたといい、今作でポンは、携帯電話の電波も届かないゴビ砂漠の過酷な環境下に数カ月前から準備のため入り、「俳優の痕跡は微塵も残してほしくない」という監督の要求に答え、坊主頭になったポンは犬と過ごしながら「カッコいいスターから、辺境に住む素朴な青年」に変化。最終的には周りにいるスタッフもそこにいるのがエディ・ポンだと気付かなくなったといいます。
エディ・ポンは撮影を振り返り、「役者としての技を深め研ぎ澄ます、一生に一度の経験だった」語っている一方、グァン・フー監督は「(ポンは)動物のような素朴さがあり、簡単に出会える存在ではない」と語っています。
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『ブラックドッグ』(英題:Black Dog)
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ランは、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻って来る。実家はもぬけの殻で、被害者の親族からは「絶対に許さない」と執拗に付きまとわれる。区画整理で人の流出が止まらず廃墟が目立つ街は、捨てられた犬たちが野生化して群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から捕獲隊に誘われるが、ひょんなことから一匹で行動している黒い犬と出会う。決して捕まらず賞金を懸けられた黒い犬とランの間に、いつしか奇妙な友情が芽生えていく。
監督:グァン・フー
出演:エディ・ポン、トン・リーヤー、ジャ・ジャンクー
2024年/中国/北京語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/110分/G
日本公開:2025年9月19日(金)シネマカリテほか全国公開
配給:クロックワークス
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