パク・チャヌク監督新作『No Other Choice』2026年3月公開決定!特別メッセージ映像付き海外版予告編が解禁!
- Fan's Voice Staff
韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『No Other Choice』(英題)が2026年3月に日本公開されることが決定し、特別メッセージ映像付き海外版予告編が解禁されました。
「すべてが満ち足りている」製紙会社に勤めるごく普通のサラリーマンのマンス(イ・ビョンホン)は、心からそう思い、妻ミリ(ソン・イェジン)と二人の子ども、二匹の犬と共に幸せな日々を送っていた。25年勤めた会社から突然解雇されるまでは。1年以上におよぶ就職活動は難航し、愛着ある自宅を失う状況に陥った時、追い詰められたマンスは成長著しい製紙会社に飛び込みで履歴書を差し出すが、無下に扱われてしまう。しかし、「自分こそが最もふさわしい人材」と確信するマンスは、ある決断を下す──「空きがないなら、自分で作るしかない」。
到着したメッセージ映像では、パク・チャヌク監督とイ・ビョンホンをはじめ、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら韓国映画やドラマでお馴染みの豪華な顔ぶれが勢揃い。「こんにちは!」と日本語の挨拶とともに、映画の魅力を熱くアピールしています。
さらに予告編では、マンスが長年勤めていた会社をクビになり、家族を巻き込んで生活が一変していく様子が描かれます。こめかみを叩き、「私の愛すべき家族は、私をフルサポートしてくれる」と唱える人々、謎の仮装舞踏会。銃、斧、ペンチの凶器、異様な手袋まで…おどろおどろしくもどこかユーモアを感じる“パク・チャヌクワールド”全開のユニークな映像に期待が高まります。
現在開催中のベネチア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミアを迎え、「★★★★★五つ星。狂おしいほど面白い!この韓国の名作は今年の『パラサイト 半地下の家族』だ!」(BBC)、「最高に楽しく、予想を裏切り続けるアンサンブルキャスト。イ・ビョンホンはマッツ・ミケルセンとバスター・キートンを融合したかのような予測不能で破天荒な存在感を放っている」(Deadline)、「眩い殺人コメディは抑圧されたカオスを極めた傑作!リストラを狂おしいほどのユーモアと風刺で描き、ヴェネチア国際映画祭コンペティションを暗くも鮮やかに照らしている」(Variety)、「キャラクターが虚無へ進めば進むほど、より愛おしく見えるというパク監督の才能に、この世で匹敵する者はいない」(IndieWire)、「社会の病巣をえぐる鮮烈な風刺劇」(The Guardian)と絶賛評が相次いでいます。
常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠パク・チャヌク監督は、『オールド・ボーイ』(04年)でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』(22年)で同映画祭監督賞を受賞。現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で描き出す本作では、『JSA』でタッグを組んだイ・ビョンホンを21年ぶりに主演に据え、「愛の不時着」のソン・イェジンをはじめ、豪華キャストが揃いました。
『No Other Choice』は、来年の米国アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されています。
==
『No Other Choice』(英題)
監督:パク・チャヌク
出演:イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン
日本公開:2026年3月 全国ロードショー
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
©2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED.