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2025.08.08 13:00

『パルテノペ ナポリの宝石』日本版アザービジュアル&本編冒頭シーンが解禁!

  • Fan's Voice Staff

イタリア国内でパオロ・ソレンティーノ監督史上最大のヒットを記録した最新作『パルテノペ ナポリの宝石』の本編冒頭シーンと日本版アザービジュアルが解禁されました。

1950年、南イタリア・ナポリで生まれた赤ん坊は、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた。美しく聡明で誰からも愛されるパルテノペ(セレステ・ダッラ・ポルタ)は、兄・ライモンドと深い絆で結ばれていた。年齢と出会いを重ねるにつれ、美しく変貌していくパルテノペ。ところが、彼女の輝きが増すほど、対照的に兄の孤独は暴かれていく。そしてあの夏、兄は自ら死を選んだ。彼女に幸せをもたらしていた「美」が、愛する人々に悲劇を招く刃と変わる。それでも人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先に辿り着いたのは──。

到着した映像は、1968年、パルテノペに想いを寄せる幼馴染のサンドリーノ(ダリオ・アイタ)が、まるで人魚のように海から現れたパルテノペに見惚れ、思わず「君は女神だ」と呟いて煙草を差し出すシーン。

ナポリ誕生の起源で、街の象徴である“パルテノペ”の名を持つ女性を演じるにあたり、セレステ・ダッラ・ポルタはナポリについて様々学んだといい、「パオロ・ソレンティーノ監督は、私が特に読むべき2冊の本を薦めてくれました。1冊は『海はナポリを濡らさない(Il mare non bagna Napoli)』(1953年、アンナ・マリア・オルテーゼ著)で、もう1冊は『死にゆく者(Ferite a Morte)』(2013年、セレーナ・ダンディーニ著)。どちらもナポリという街の、特に1960~70年代、あるいはそれよりもさらに昔の様子について書かれた本です。これらの本のおかげで、ソレンティーノ監督の想像力が生み出したムードに浸ることができました。彼がこの映画に込めた思い、そしてこの街の匂いや音、人々に呼び起こされる様々な感情やメランコリックな雰囲気。彼は私に多くの要素を深く理解してほしかったのだと思います。私はナポリ出身ではないので、本はそのような雰囲気を掴むのに役立ちました」と明かしています。

アザービジュアルでは、遠くを見つめるパルテノペの表情が全面に写し出されており、デザインを手がけたのは、『パターソン』、『ミッドサマー』、『aftersun/アフターサン』など、数々の映画グラフィックを手掛ける大島依提亜。

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『パルテノペ ナポリの宝石』(原題:Parthenope)

監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:セレステ・ダッラ・ポルタ、ステファニア・サンドレッリ、ゲイリー・オールドマン、シルヴィオ・オルランド、ルイーザ・ラニエリ、ペッペ・ランツェッタ、イザベラ・フェラーリ
2024/イタリア、フランス/137分/カラー/ドルビーデジタル/シネスコ/字幕翻訳:岡本太郎/R15+

日本公開:2025年8月22日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー
配給:ギャガ
後援:イタリア文化会館
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