『ひとつの机、ふたつの制服』10月31日公開決定！日本版特報＆ビジュアルが解禁！

Fan's Voice Staff

昨年の釜山国際映画祭でワールドプレミアされた台湾発の青春コンプレックス・エンタテインメント『Uniform』（英題）が、邦題を『ひとつの机、ふたつの制服』として10月31日（金）より全国順次公開されることが決定し、日本版特報とビジュアル、場面写真8点が解禁されました。

舞台は90年代の台北。受験に失敗し、コンプレックスを抱きながらも、強引な母の勧めにより名門校「第一女子高校」の“夜間部”に進学した小愛（シャオアイ）。全日制と同じ教室・同じ机を使うため、小愛は全日制の成績優秀な敏敏（ミンミン）と机に手紙を入れるやりとりから“机友（きゆう）”になる。ある日、小愛は敏敏に制服交換を提案され、やがて同じ男子校生を想っていることに気づく──。

主人公・小愛を演じるのは、『無聲 The Silent Forest』（20年）で第57回金馬奨新人俳優賞を受賞したチェン・イェンフェイ。彼女と“机友”になる敏敏役には、『愛という名の悪夢』（24年）で第26回台北映画祭の主演女優賞にノミネートされたシャン・ジエルー。二人が恋する男子校生役には、『台北アフタースクール』（23年）のチウ・イータイ。

監督は、『High Flash 引火点』（18年）『よい子の殺人犯』（19年）などのジュアン・ジンシェン。過去にアン・リーやチェン・ユーシュンといった名だたる映画人も受賞した台湾最大の脚本コンペティション「優良電影劇本奨」（台北金馬映画祭実行委員会運営）で特別優秀脚本賞を受賞したシナリオを映画化しました。

昨年の第29回釜山国際映画祭でのワールドプレミアで評判を呼び、特別上映された第61回台北金馬映画祭では、『あの頃、君を追いかけた』（11年）などで知られるギデンズ・コーが大絶賛したことで、さらに大きな話題となりました。

以下、日本の観客へ向けてメッセージが到着しています。

シュー・フイファン（徐慧芳／脚本）
制服を脱いだら、あなたは何者？　今あなたが着ているのは、名門校の制服？　それとも非名門校？　社会に出たらどんな制服を着て、どんな名刺を持つ？　全てを脱ぎ捨てたら、あなたはどんな人？　これは一生ついて回る問いですし、この映画で皆さんに捧げたい問いでもあります。

ワン・リーウェン（王莉雯／脚本）
この映画は、誰より優秀というわけではないけれど、いつも真面目に生きている皆さんに捧げる映画です。この映画が皆さんに勇気をもたらし、皆さんが毎日を楽しく生きていけることを願っています。

ジュアン・ジンシェン（荘景燊／監督）
この映画を日本の皆さんに見てもらえて嬉しいです。この映画を見て、皆さんが今より少しだけ、自分のことを愛せるようになったらいいなと思っています。ありのままの自分でいるだけで素晴らしい。それはとても楽しいことだからです。