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2025.07.17 8:00

岩田剛典主演『金髪』特報&追加キャスト5名が解禁!

  • Fan's Voice Staff

岩田剛典が主演を務める映画『金髪』の特報映像と、白鳥玉季、門脇麦、山田真歩、田村健太郎、内田慈の出演情報が解禁されました。

自分がおじさんだと気付いていない“イタい中学校教師”市川(岩田剛典)の「これは金髪の話ではない、私の個人的な話だ」という一人語りから始まる特報映像。校則への抗議としてある日突如として始まった生徒たちによる“金髪デモ”は、やがて“世間を揺るがす大騒動”へと発展していき──。果たして市川はこの緊急事態をどう乗り切るのか?

市川の人生を大きく変えることになる“金髪デモ”の発起人となる市川のクラスの生徒・板緑役に白鳥玉季、1年前にマッチングアプリを通して出会った市川を支えながらも子供っぽい行動に違和感を抱き始める恋人・赤坂役に門脇麦、市川が職場内で唯一軽口を叩ける同僚・中本役に山田真歩、市川の大学の同級生で良き相談相手の駒井役に田村健太郎、赤坂と同じクリニックの受付で働く良き相談相手の西原役に内田慈。

監督は、常にシニカルな目線で人間の愚かさを笑いに昇華させてきた、コメディ映画の新世代を担う坂下雄一郎。『決戦は日曜日』(22年)に続くオリジナル脚本を執筆し、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、大人になり切れない教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長していく様を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描き出します。

公開に先駆け、ノベライズ本が幻冬舎文庫より9月発売されることが決定しました。

以下、コメントが到着しています。

白鳥玉季(板緑 役)
台本を初めて読んだ時、「校則」をテーマに進んでいく物語につよく惹かれました。
私自身、校則に疑問をもった経験が少なかったので、ルールに対して真っ直ぐ向き合い、時に大胆に行動する勇敢な戦士のような板緑の姿に圧巻されました。全てが板緑の手のひらで踊らされているようにも思えるほど、魅力的なキャラクターを演じることができ嬉しく思います。
そんな板緑と、おじさん予備軍の少し情けない市川先生とのベストコンビにクスッと笑ったり、胸がじんわり温かくなる瞬間もあります。
この作品を観た後、「校則」という言葉にちょっとだけニヤッとしてもらえたら、それだけで大成功です。ぜひご期待ください!

門脇麦(赤坂 役)
私は数日の参加でしたが、監督が心から岩田さんの芝居を楽しみながら撮影している空気が心地よく、リラックスして撮影に臨めました。今まで演じてきた役の中で1番辛辣なことをたくさん言ったかもしれません。でも演じてても笑いを堪えるのが大変だったシーンもあるくらい坂下監督ワールド全開な作品になっております。岩田さんの翻弄されていく姿は普段の爽やかさとはかけ離れてますが、どこかで魅力的です。是非劇場でその姿を見届けてください。

山田真歩(中本 役)
中学生の時、理不尽なルールがたくさんあったことを思い出しました。「どうして赤いゴムで髪を結っちゃいけないんですか?」「どうして尾崎豊のCDを下校放送で流しちゃいけないんですか?」。真剣にその理由を聞いても、先生たちは「中学生らしくないから」とか「ダメなことはダメだから」などと、本当に納得いく答えはくれませんでした。
岩田さん演じられる教師・市川が、職員室でも生徒たちにも追い詰められていく様子は可笑しくもあるのですが、ちょっと切なくもあります。かくゆう私も、面倒なことに巻き込まれないように傍観している教師・中本を演じながら、中学生の頃の自分から見て「恥ずかしい大人」になっていないだろうか?と不安にもなりました。

田村健太郎(駒井 役)
子供に金髪はダメという校則があるように、大人にも大人のたしなみとして見えない校則のようなものがあります。
子供も大人もなぜこんな決まりがあるんだろうと思うのは同じことで、その“なぜ”を考えていく先にしか、年齢も育った環境も違うあなたと私が通じ合える場所はないのかもしれません。その交わった場所に行けたとき、大人も子供も少しだけ“大人”になれるのかもしれないし、なれないかもしれない…どう思いますか?とスクリーンから尋ねられてるようなスリル。
坂下監督には、正解というニンジンを目の前にぶら下げられ、釣られて走っていたらまだ見ぬ別の光景を見せられた。憎らしい…。
岩田さん、自分のことをおじさんだと思っていないおじさんという役に爽やかさという劇薬をブレンドしてきて、その匂い立つ狂気と羞恥に38才の私は顔で笑って心は号泣完全KO…。みなさま、どうか劇場で確かめてみてくださいよ…。

内田慈(西原 役)
門脇麦さん演じる赤坂美咲の同僚・西原を演じました内田慈です。
坂下雄一郎という人はものすごくヘンテコな人です。本人も作品も飄々として見えるけど、中はたぎっている、に違いない。社会(世界)に対して、人に、自分に対して。
私は坂下組には『ピンカートンに会いにいく』『決戦は日曜日』に続き、今作『金髪』で3回目の出演ですが、いつも坂下哲学が徹底されていて、魅了されます。彼の目線から見る世界、そしてそれを表現にするときの温度感が私はとても好きです。
門脇さんとのやりとりがとても楽しかったです。すごくフラットな方で、撮影の合間も沢山おしゃべりをしました。その距離感が、うまく画に(役の関係性に)乗っかってるといいなぁ。
撮影監督の月永雄太さん(『決戦は日曜日』も)のカメラワークもお楽しみに!
お客様が、クスクスと笑っていたら「あ…!」と刺さっちゃう瞬間を、今から想像してニヤニヤしています。

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『金髪』

その日公立中学校教諭、市川(岩田剛典)の人生を大きく変える出来事がふたつ起きた。一つは担任クラスの生徒数十人が、校則への抗議として髪を金色に染めて登校してきたこと。前代未聞の大胆な校則違反に学校中が大騒ぎ。市川は、「子供じみた反抗」と高をくくり生徒に説諭するが、活動の発起人・板緑に「なぜ髪を染めてはいけないのか」と問われ、「校則だから」としか答えることができない。そしてもう一つは、交際中の彼女・赤坂から「結婚についてどう考えているか」と問われたこと。市川はまだ30才、人生を決めるのは早い。というか考えたこともなかった。「金髪事件」は派手な絵面からネットニュースに取り上げられ、教育委員会や文科省、総理大臣まで動き出す騒動となり、それを毎日彼女に愚痴っていたら「あなたは子供じみている」と衝撃の説教をされ疎遠になり、市川は窮地に立たされる。そんな時、「校則を変える」という自分の目的とかけ離れた騒動に進んでいく状況を変えたい板緑から、ある作戦を提案され、市川は板緑と手を組むことにするが…。

主演:岩田剛典、⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎
音楽:世武裕⼦
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G

日本公開:2025年11月21日(金)、全国公開
配給:クロックワークス
公式サイト
©2025 映画「金髪」製作委員会