『パルテノペ ナポリの宝石』新場面写真8点が解禁!
- Fan's Voice Staff
イタリア国内でパオロ・ソレンティーノ監督史上最大のヒットを記録した最新作『パルテノペ ナポリの宝石』の新場面写真8点が解禁されました。
1950年、南イタリア・ナポリで生まれた赤ん坊は、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた。美しく聡明で誰からも愛されるパルテノペは、兄・ライモンドと深い絆で結ばれていた。年齢と出会いを重ねるにつれ、美しく変貌していくパルテノペ。だが彼女の輝きが増すほど、対照的に兄の孤独は暴かれていく。そしてあの夏、兄は自ら死を選んだ。彼女に幸せをもたらしていた「美」が、愛する人々に悲劇を招く刃と変わる。それでも人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先に辿り着いたのは──。
到着した場面写真は、パルテノペの“人生の忘れられない瞬間”を捉えたもの。圧倒的な映像美で「21世紀の映像の魔術師」と呼ばれ、あらゆる“美”の瞬間を追い求めてきたパオロ・ソレンティーノ監督は美的センスが本作でも存分に発揮されており、風光明媚な南イタリアの街・ナポリを舞台に、パルテノペと、彼女が人生で交差する人々との優美なシーンの数々が切り取られています。
ソレンティーノ監督は今作のテーマについて「何を撮るか自分に問いかけて出てきた答えが“時の流れ”でした。人生が変われば、物事への感じ方も変わるし、経験に対する感動も変わる。過去を振り返って、その年月に経験したことや逃したことに思いをはせる時もあれば、未来を見つめて、それが現在ととても近く感じられる時もある。人生は長く壮大で、叙事詩的な物語です。人は生き愛して失望もする。それ自体が壮大な物語なんです」
自身として初めて女性を主人公に据えたことについて、「時間の経過というアイデアを深堀り、壮大でありながら耽美で、英雄的な映画を作りたかった。そして私は、現代のヒーローは男性ではなく女性だと信じています。なので、本作は女性を主人公にしたものになるべきだと思いました」と語っています。
製作はサンローラン プロダクションが手掛け、サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロ自らが衣装のアートディレクションを担当。50年代から80年代までの時代の変遷とともに生きる様々な人々を彩る色彩豊かなファッションの数々を作り上げました。
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『パルテノペ ナポリの宝石』(原題:Parthenope)
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:セレステ・ダッラ・ポルタ、ステファニア・サンドレッリ、ゲイリー・オールドマン、シルヴィオ・オルランド、ルイーザ・ラニエリ、ペッペ・ランツェッタ、イザベラ・フェラーリ
2024/イタリア、フランス/137分/カラー/ドルビーデジタル/シネスコ/字幕翻訳:岡本太郎/R15+
日本公開:2025年8月22日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー
配給:ギャガ
後援:イタリア文化会館
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