『パルテノペ ナポリの宝石』8月22日公開決定！日本版予告編＆ポスターが解禁！

イタリア国内でパオロ・ソレンティーノ監督史上最大のヒットを記録した最新作『Parthenope』（原題）が、邦題を『パルテノペ ナポリの宝石』として8月22日（金）より全国公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

1950年、南イタリア・ナポリで生まれた赤ん坊は、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた。美しく聡明で誰からも愛されるパルテノペは、兄・ライモンドと深い絆で結ばれていた。年齢と出会いを重ねるにつれ、美しく変貌していくパルテノペ。だが彼女の輝きが増すほど、対照的に兄の孤独は暴かれていく。そしてあの夏、兄は自ら死を選んだ。彼女に幸せをもたらしていた「美」が、愛する人々に悲劇を招く刃と変わる。それでも人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先に辿り着いたのは──。

パオロ・ソレンティーノ監督は、第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー／追憶のローマ』（13年）をはじめ、『グランドフィナーレ』（15年）、『The Hand of God -神の手が触れた日-』（21年）など、圧倒的な映像美で“21世紀の映像の魔術師”と呼ばれ、人生の悲哀と幸福を表現してきたイタリアの巨匠。

街の象徴である人魚の名を持つ主人公パルテノペを演じたのは、本作で鮮烈な銀幕デビューを飾った新星セレステ・ダッラ・ポルタ。

老年期のパルテノペ役には、ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺の森』（70年）などで知られるステファニア・サンドレッリ、パルテノペと運命的な出会いを果たす孤独な作家ジョン・チーヴァー役に、ソレンティーノ監督作への出演を熱望していたというゲイリー・オールドマン。

ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』（03年）や、ルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』（24年）を思わせる、パルテノペを中心とした、兄・ライモンドと幼馴染サンドリーノの、青春真っただ中の葛藤が瑞々しく描かれる男女3人の人間模様も見どころです。

製作はサンローラン プロダクションが手掛け、サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロ自らが衣装のアートディレクションを担当。50年代から80年代までの時代の変遷とともに生きる様々な人々を彩る色彩豊かなファッションの数々を作り上げました。

ソレンティーノ監督が初めて女性を主人公に据えた本作は、第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映。北米配給権はA24が取得したことでも注目を集め、その後公開を迎えたイタリア国内では、同監督作史上最大のヒットを記録しました。

＝＝

『パルテノペ ナポリの宝石』（原題：Parthenope）

監督：パオロ・ソレンティーノ
出演：セレステ・ダッラ・ポルタ、ステファニア・サンドレッリ、ゲイリー・オールドマン、シルヴィオ・オルランド、ルイーザ・ラニエリ、ペッペ・ランツェッタ、イザベラ・フェラーリ
2024／イタリア、フランス／137分／カラー／ドルビーデジタル／シネスコ／字幕翻訳：岡本太郎／R15+

日本公開：2025年8月22日（金）新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー
配給：ギャガ
後援：イタリア文化会館
©2024 The Apartment Srl – Numero 10 Srl – Pathé Films – Piperfilm Srl