『秘顔-ひがん-』キャスト3名のメッセージ映像&監督インタビューが到着!
- Fan's Voice Staff
韓国映画初登場1位を記録した“劇薬”サスペンススリラー『秘顔-ひがん-』に出演したソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョンより日本の観客に向けたメッセージ映像と、キム・デウ監督のオフィシャルインタビューが到着しました。
ソンジン(ソン・スンホン)とスヨン(チョ・ヨジョン)、ミジュ(パク・ジヒョン)の秘密と抑圧された感情の衝突を繊細に描いたキム・デウ監督は、「人に言えない秘密は誰にでもあるものだ」と言い、「所有したい、という欲望同士が衝突することはよくあるもの。今回は、秘密がさらなる秘密を呼び、ぶつかり合ったらどうなるかと考えた。魂や本能の暗い道筋を描いてみたかった」
キム・デウ監督にとって、10年ぶりの監督復帰作となった本作。「以前は、コミカルさを入れたり表現したいと思っていましたが、今回はそういった部分がない、密度のある真剣で内的な作品を作ってみたかった」とし、各キャラクターについては「互いに持っている好意や善意だけではなく、反転を繰り返し、ある意図と欲望が互いに交差し瞬間的に決定されていくことで、人間というものは良い人も悪い人もいなくなるのです。こういったことを、作品を通して表現したかった。俳優たちは、私の意見を本当によく聞いてくれましたが、そんな彼らに投影したかったのは、善悪が不明な人物でした。またそういった人物を演じたという記憶を持っていて欲しかった」
風変わりな密室スリラーを描くうえで神経を使った点は、「まず、熟練していて経験豊富なヘッドスタッフたちと仕事をすることに重きを置きました。各々に十分な自律権を与えながら私が何か細かく指示するというよりかは、彼らがすでにディテールに富んでいましたので、彼らの助けを沢山もらわないと、と思いました。撮影、美術、音楽を担当した監督には本当に細やかさを要求しましたね。それを十分に表現してもらえるよう私の役割は、環境を保証することでした」
この点について主演のソン・スンホンも「『情愛中毒』の時よりもさらにディテールに焦点を当てていましたね。簡単なセリフ一つにしても、何十回も撮りました。映画を観ていただくとソンジンというキャラクターは、僕が今まで演じてきたキャラクターとは一味違うと感じられると思います。僕自身凄く期待しています。監督との間には信頼関係があるので、とても幸せな時間でした」
ソン・スンホンとは2回目、チョ・ヨジョンとは3回目のタッグとなったキム・デウ監督。「二人とも、永遠に色褪せない俳優です。人々に対していつも謙虚で、演技者として自分を持っていて、活力があって、二人と一緒ならどんな難しい課題も簡単に解決できる俳優です」
観客に向けて、「オーディオに本当に気を使いました。携帯よりも、劇場の巨大なサウンドで視覚的衝撃や経験をしていただきたいです。とてもいい経験になると自信を持って言えます。あなたは感情のIMAX体験をするでしょう」と語りかけています。
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『秘顔-ひがん-』(英題:Hidden Face)
監督:キム・デウ
出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン
2024年/韓国/115分/1:2ユニビジョン/カラー/5.1ch/字幕翻訳:田村麻美/R18+
日本公開:2025年6月20日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
配給:シンカ/ショウゲート
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