『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』9月19日公開決定!日本版ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
フランスの映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランの軌跡を辿りながら、2018年12月にフィルハーモニー・ド・パリで行われた“人生最後の公演”に臨む姿に迫る音楽ドキュメンタリー『Once Upon a Time Michel Legrand』(英題)が、邦題を『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』として9月19日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版ポスターが解禁されました。
フランスが生んだ偉大なジャズミュージシャンであり、唯一無二の作曲家、ミシェル・ルグラン。本作は、2019年1月26日に逝去した彼の晩年の姿に密着すると共に、スティングをはじめ、ナナ・ムスクーリ、クロード・ルルーシュ、ノーマン・ジュイソンなど、45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族たちのインタビューを交え、練習において自他共に一切の妥協を許さない厳格な姿勢、数々の栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、これまで知ることのなかったルグランの素顔を余すことなく映し出します。
さらに、ジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』、ジャン=リュック・ゴダールの『女と男のいる舗道』(62)、アニエス・ヴァルダの『5時から7時までのクレオ』(62)、ノーマン・ジュイソンの『華麗なる賭け』(68)、クロード・ルルーシュの『レ・ミゼラブル』(95)、バーブラ・ストライサンドの『愛のイエントル』(83)など、ルグランが携わった30作以上の名場面が登場。16mmカメラで撮影された若き日のルグランの秘蔵映像・音声録音など、個人的アーカイブも盛りだくさん。
日本版ポスターは、『シェルブールの雨傘』をモチーフとし、作品をイメージしたピンクと青の配色。中央には、若き日のルグランが収められた傘シルエット。その下には、ピアノの前に座る晩年のルグラン。彼がこれまでに携わってきた映画音楽の作品タイトルを雨に見立てられており、華やかでレトロポップな仕上がりとなっています。
ミシェル・ルグランは、75年に及ぶ音楽人生の中で、特にジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作を生み出し、『シェルブールの雨傘』(64年)、『ロシュフォールの恋人たち』(67年)などで知られるなど、これまで手掛けた映画は200作以上。マイルス・デイヴィス、シャルル・アズナヴール、バーブラ・ストライサンドなど伝説的なアーティストと共演を重ね、アカデミー賞では3度受賞。『シェルブールの雨傘』は、全てのセリフを音楽で展開させるという画期的な手法で世界を驚嘆させ、後にデイミアン・チャゼルが『ラ・ラ・ランド』(16年)のモデルにしたことでも有名です。
日本映画『火の鳥』(78年)のメインテーマや、『ベルサイユのばら』(79年)の音楽も手掛け、死の直前まで日本でのブルーノート公演に情熱を燃やすなど、長年にわたる親日家としても知られています。
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『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』(原題:Il était une fois Michel Legrand)
監督・脚本:デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス
脚本:ウィリー・デュハフオーグ
製作:マルティーヌ・ド・クレルモン・トネール、ティエリー・ド・クレルモン・トネール、デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス
編集:マルゴッド・イシェール、ヴァンサン・モルヴァン、デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス
撮影:ニコラス・ボーシャン、リヤド・カイラット、スタン・オリンガー
音響:テオドール・セラルド
音楽:デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス、ミシェル・ルグラン
出演:ミシェル・ルグラン、アニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、カトリーヌ・ドヌーヴ、バンジャマン・ルグラン、クロード・ルルーシュ、バーブラ・ストライサンド、クインシー・ジョーンズ、ナナ・ムスクーリ
2024年/109分/フランス/カラー/5.1ch/1.85:1/英題:Once Upon a Time Michel Legrand/日本語字幕:大塚美左恵
日本公開:2025年9月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:アンプラグド
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
公式サイト
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