A24『愛はステロイド』8月29日公開決定!日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
A24が放つクィアロマンススリラー『Love Lies Bleeding』が、邦題を『愛はステロイド』として8月29日(金)より全国ロードショーされることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
1989年、トレーニングジムで働くルー(クリステン・スチュワート)は、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキー(ケイティ・オブライアン)に夢中になる。ところが、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や、夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーを庇おうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網に引きずりこまれることに──。
父親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられないルー役に、『スペンサー ダイアナの決意』(21年)ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクリステン・スチュワート。流浪のボディビルダーのジャッキーと運命的な出会いを果たしたことをきっかけに虚無的な日常から抜け出し、愛する者を守るために奮闘する女性をアグレッシブに好演しています。また、プライベートでは、同性パートナーと婚約したことが先日発表されています。
ルーのパートナーとなるボディビルダーのジャッキー役に抜擢されたのは、同じくクィアであることを公表し、かつてボディビル選手として活躍し、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(25年)にも出演するケイティ・オブライアン。艶めく筋肉美で力強さを感じさせるルックスながらも、繊細な内面を持つ複雑なキャラクターを見事に体現しています。
さらに、不気味で抑圧的ながらも圧倒的な力を持つルーの父親役を務めたエド・ハリスをはじめ、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフなど、実力派キャストが名を連ねています。
官能的なクィアロマンスに退廃的なフィルムノワール、デヴィッド・クローネンバーグを想起させるボディホラー、そしてデヴィッド・リンチが愛するシュールレアリズムまで、あらゆるジャンルを横断しながら衝撃作を完成させたのは、新鋭のローズ・グラス監督。狂信の末に暴走するカトリック信者の看護師を描いた前作『セイント・モード/狂信』で、彼女の才能に惚れ込み北米配給を担当したA24が、本作ではFilm4と共に製作に名乗りを挙げました。
大胆で示唆に富んだストーリーテリング、刺激的な演出、そして俳優陣の化学反応が各所から絶賛され、Rotten Tomatoesでは94%フレッシュという高評価を獲得。第74回ベルリン国際映画祭で上映されたほか、ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に多数ノミネート。『ピンク・フラミンゴ』などで知られる鬼才ジョン・ウォーターズが“2024年最高の映画”として挙げた一作です。
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『愛はステロイド』(原題:Love Lies Bleeding)
1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーの身の上によって、ふたりの愛は暴力を引き起こし、ルーの家族の犯罪網に引きずりこまれることになる。
監督・脚本:ローズ・グラス
共同脚本:ヴェロニカ・トフィウスカキャスト
出演:クリステン・スチュワート、ケイティ・オブライアン、エド・ハリス、ジェナ・マローン
2025年8月29日(金)全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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