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2025.05.28 13:00

『ブラックドッグ』日本版予告編&本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリを受賞した映画『ブラックドッグ』の日本版予告編と本ポスタービジュアル、新場面写真6点が解禁されました。

2008年北京オリンピック開催間近に沸く中国。ゴビ砂漠の端にある廃墟が目立つ寂れた故郷に、長い刑期を終え帰ってきた青年ラン。予告編は、おびただしい数の野犬たちがゴビ砂漠を駆け降りるシーンから始まり、区画整理のため廃墟が目立つ街には「北京五輪の開幕まであと51日」とアナウンスが。罪を償い出所したものの「お前の居場所はない!」「人殺しめ!」と罵られるランと、1000元の賞金を懸けられた黒い犬。縄張りで対峙を繰り返すうちに、一人と一匹は徐々に距離を縮め、ランが奏でるギターの音色に聴き入るまでに──。

監督は、第72回ベネチア国際映画祭クロージング作品となったクライムアクション『ロクさん』(15年)や、日中戦争を描き2020年公開映画興行収入世界一という大ヒットとなった『エイト・ハンドレッドー戦場の英雄たちー』などを手掛けたグァン・フー。国際的評価が高いロウ・イエやジャ・ジャンクーらに代表される、第六世代と言われる中国映画ニューウェーブの気鋭です。

主演は、アジア圏で絶大な人気を誇る『疾風スプリンター』『オペレーション・メコン』などのエディ・ポン。これまでの役柄と異なる寡黙で孤独の影が滲む男を、時にユーモラスに演じています。ランに生命力をもたらす雑技団員のグレープ役に中国で活躍するトン・リーヤー、さらに、映画監督のジャ・ジャンクーも重要な役どころで出演しています。

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『ブラックドッグ』(英題:Black Dog)

2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ランは、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻って来る。実家はもぬけの殻で、被害者の親族からは「絶対に許さない」と執拗に付きまとわれる。区画整理で人の流出が止まらず廃墟が目立つ街は、捨てられた犬たちが野生化して群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から捕獲隊に誘われるが、ひょんなことから一匹で行動している黒い犬と出会う。決して捕まらず賞金を懸けられた黒い犬とランの間に、いつしか奇妙な友情が芽生えていく。

監督:グァン・フー
出演:エディ・ポン、トン・リーヤー、ジャ・ジャンクー
2024年/中国/北京語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/110分/G

日本公開:2025年9月19日(金)シネマカリテほか全国公開
配給:クロックワークス
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